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2016年6月20日月曜日

雨飾山1,963m

日本百名山の一つでもある

”雨飾山”(あまかざりやま)に行ってきました!


雨飾山は

長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との県境にある
標高1,963.2mの山であり、
妙高戸隠連山国立公園に属している山です。


山頂は360度の展望があり、二等三角点が設置されています。
長野県側からは小谷温泉から、新潟県側からは雨飾温泉から
それぞれ主要な登山道があります。また、小谷村大網からも
登山道がありますが、登山者は少ないようです。



小谷温泉からの登路は荒菅沢奥壁となる「布団菱」を眺めながら
比較的楽に登頂できるようですが、雨飾温泉側からの登路は
急登が続く薬師尾根を登らなければなりません。



山頂は「猫の耳」と呼ばれる双耳峰となっていて
南峰には標柱と三角点が、北峰には石仏が並んでいます。



わたしは今回、富山県から近い登山口の
雨飾温泉側から入りました。



雨飾温泉登山口の標高は900m
山頂は1,963.2mなので
高低差は1,063mあります。



6月17日 午前8時30分



雨飾温泉の前にあった気温計では
気温は16℃となっていました。



登山届出を済ませて出発です。



登山道の入口からすぐの場所に
”千代の泉”という湧き水が出ていました。
水分の持ち合わせがなければ
この先、山頂までの間には水場や山荘はないので
湧き水を汲ませていただきましょう。



”千代の泉”とテント場を過ぎると正面には
”南無不動明王”と書かれたのぼり旗がある
梶山薬師の社があったので
参拝をしてから登り始めました。


梶山薬師の社から右に進むと・・・
”森の神”と呼ばれているブナの大木がありましたが
いつからなのかわかりませんが
倒木した状態でした。



登山道は梶山薬師の社から左に進みます。



ウォーミングアップになるような場所もなく
登り始めから早速、急な登りです!



登り始めるときは少し肌寒く感じていたため
ウェアの下にフリースジャンパーを着ていましたが
この登りのおかげですぐに暑くなり
登り始めて5分ぐらいでフリースジャンパーを脱ぎました。


雨飾山は、名前の通り

雨やガスが多い山だそうですが、

実際、この日も朝から霧雨でガスっていました。




晴れていれば何てことのない

気持ちの良いブナ林なのでしょうが

この日は草木、岩が濡れていたので

大変滑りやすくなっていました。



ブナの大木のある急斜面を登ると

”難所のぞき”という場所に出ました。





ここまではわたしの足で約10分。

ここから、薬師尾根を進みます。




少しどんよりとした天気の中ではありましたが

ブナ林の中はすごく気持ちが良かったです。



雨に濡れたツツジの花は

なんだかちょっと色っぽく見えました。


お花のような色気はないものの

こちらは露出した岩場です・・・(笑)


この岩場を越えると待っていたのが

一つ目のハシゴです!

山頂までの間に全部で5つのハシゴがあります。


 この一つ目のハシゴを上ってしばらくすると

大木が倒木している場所がありました。

こんなに大きな木がいきなり倒れてきたら・・・

と思うと、怖いですね。


登りはずっとガスがかかっていたのですが

時折、一瞬ガスが抜けるときもあり

木々の間から周りの山の景色が見えていました。



 山の谷には雪渓も見えました。



ここまでの登山道には雪もなく

高山植物を見ることもできました。


アカモノ
さて、ここでまたもやロープですッ!


ロープを使って岩と土の斜面を登るとすぐに

今度はアルミのハシゴがありました。


雨で濡れていたので

滑りやすくなっていました。

慎重に、慎重に。。。


高さはないけど結構、急です・・・。


アルミのハシゴを上ると

”一ぷく処”なのですが・・・


虫の大群に襲われていたため

一ぷくせずに進みました。

(スタートから約1時間)


ここから山頂までは

2時間20~30分となっていました。


一ぷく処を過ぎると

赤色の土と岩でゴロゴロとしている

崩壊地がありました。



 距離は20mほどかと思いますが

なかなかドキドキさせられる場所です。


このあと、急な薬師尾根となり

連続して3ヶ所で短いハシゴが出てきます。





ハシゴの上には大きく曲がった

カンバの木がありました。


このあとは、所々に湿地のある

わりと平坦な道になりました。



小さな池の中には

大きなカエルさんたちがたくさんいて

たくさんのカエルさんたちに

じーーーっと見られていたので

ドキドキしながら通行しました。


あっ、邪魔しちゃってごめんね・・・(笑)


この先は、ドロドロの沼地を通るため

気を付けて歩いていても、足元が汚れてしまいました。

ゲーターを持ってきたら良かったなぁ、と思いました。




しばらくすると、登山道に

色々な高山植物たちが出てきました!

シラネアオイ

ショウジョウバカマ

ミズバショウ

わたしの体より大きなミズバショウですッ!!

高山植物を見ながら歩いていると

まだ雪が覆いかぶさった状態の”中の池”がありました!

池では、カエルさんたちの『グワッグワッ』という鳴き声が

響き渡っていました。この辺りは、”モリアオガエル”と

”フクイマメシジミ”の生息地のようです。




中の池の周辺にはまだ雪が残っていて

一部、登山道も雪に覆われていましたが

その先の登山道は見えていたので迷うことはなかったです。

斜面に雪は無かったので

この日はアイゼンの装着も不要でした。



ただ、日によってはまだ

アイゼンが必要かもしれません。



静かな山の登山道は

ここから徐々に険しくなっていきます。




石がゴロゴロとした長い急斜面が続きます。




ロープがかかった岩場が出てきたかと思えば

完全なる岩の壁もありました!

・・・ま、これがあるから楽しいんですけどねッ❤(笑)





岩場を過ぎると登山道にはまた

たくさんの高山植物が咲いていました!

キヌガサソウ


ノウゴウイチゴ
ゴゼンタチバナ
コヨウラクツツジの実

オオカメノキ

雨飾山の標高は1,963mで

立山でいうと弥陀ヶ原あたりと

同じくらいの標高になるので

やはり、今ちょうど弥陀ヶ原でも見られる

高山植物たちと同じような顔ぶれでした。





弥陀ヶ原から天狗平にかけての獅子ヶ鼻岩コースも

谷になっている部分はまだまだ雪があって

通れない状態なのですが、雨飾山でもまだ

一部、登山道には雪が十分に残っていました。




さぁ!山頂まであと少しですッ!

青空も見えてきて

わたしを応援してくれているかのように感じました。





これでもかーーー!と言わんばかりの

急斜面を登りきると・・・

”梶山(新湯)分岐”の木柱がある

分岐点に出ました!



分岐は凹地になっていたので

風が強い時はこの辺りなら強風が避けれそうです。



そして、ココで初めて人とお会いしました。

登り始める前、雨飾山荘でお話を伺ったところ

この日、雨飾温泉登山口からの入山者は

その時点ではわたしたちだけだということでしたが・・・

途中の沼地にも人の足跡はなく、山荘で聞いていた通り

先を歩く人はいなかったようでした。

ココでお会いした4人パーティーの方々は

静岡から来られたということで

長野県側の雨飾高原キャンプ場の登山口から

小谷温泉コースで入山し、雨飾山の山頂まで行ってきて

ピストンで帰るところだったそうですが

『山頂には今、ご夫婦がおられて

その他にもう2組が今、登っていたよ♪』というお話を伺いました。

少なくとも、今。。。この山への入山者が5組はいることを知りました。

互いに進んできた登山道の情報交換をし、お別れしました。


ツマトリソウ

ハクサンチドリ

ミヤマダイコンソウ

高山植物を見ながら歩いていると

アルミ板の標識が立っていました。




わたしが登ってきた雨飾温泉コースには

このような標識は無かったのですが・・・

小谷温泉コースから登ってくると

登山道には400m毎、11箇所に

「1/11」などと書かれた標識があるようで

それを目安に登れるようです。





平坦な笹の中の道を歩いて行くと

ようやく、雨飾山の山頂が見えてきました。




そして、荒管沢上部の手前には

槍のような棒が立っていて

少し開けた地になっていました。

ここで、男性2人組とお会いしました。

山頂までは残り150m程ですが

直頂直下の急な登りが待っているため

男性方はここで腹ごしらえをしてから登る、ということで

カップラーメンを食べておられました。

ラーメンの匂いを嗅ぎながら

わたしたちはお先に、山頂へと向かいました。




さぁ!いよいよ最後の登りですッ!!

荒管沢上部からの眺めは最高ですねッ❤

山頂に着くまでこの天気を保っていてね~!と

祈りながら直頂直下の急登へと向かいました。




こんな急登にも関わらず、山頂への登山道にも

力強く生きている花たちの姿がありました。


オオハナウド

モミジカラマツ

ハクサンイチゲ


サクラソウ・・・かな?

ミヤマダイコンソウ

オオバミゾホウズキ

サンカヨウ

ベニバナイチゴ

また、蝶の姿もありました。

蝶の種類まではわかりませんが・・・(笑)


そして、ついに!!

雨飾山の山頂に着きました!

(梶山分岐からは約20分程でした。)



北峰ピーク

山頂には北峰ピークと南峰ピークの二つがあるのですが

わたしは、最初に北峰ピークに行きました。

ここでは、山頂の少し手前でわたしたちの後ろから

登ってこられていた男性の方と一緒になり

互いに写真を撮り合いました。

地元の方だということでここの登山道にも詳しく

いろんなお話が聞けました。




上りは終始、ガスの中を進んできたのですが

山頂ではわずかながらに青空が見えました☆




そして、南峰ピークへ移動して

山の神様に手を合わせたあと

待ちに待った昼食をとりました。




夜のうちに作っておいたお弁当だったのですが

山の上で食べると格が上がったように

美味しく感じます。(笑)




南峰ピークでは

最初に会った4人パーティーの方々から聞いていた

ご夫婦とお会いすることができました。

雨飾温泉コースから来たと言うと・・・

『えぇ~、すごいね!とてもじゃないけど

あの急登は登れないわ・・・。』と言われ

わたしは逆に、小谷温泉コースから登ったことがないので

そんなに差があるのか・・・?と思い

次回は、小谷温泉コースから登ってみたいなぁと思いました。(笑)


南峰ピーク

昼食をとっていると

もう一組、若いご夫婦が山頂に到着されました。

どうやら、この日の登山者は全6組いたようです。

なかなか人に会わない登山路だった為、

山頂ではみんなで仲良くお話をしながら昼食がとれ

すごく楽しい時間を過ごすことができました。


南峰ピークから望む北峰ピーク

この日の山頂では少しだけ晴れ間があり

周りの山々をわずかながらに望むことができましたが

ガスがかかっていなければ・・・

眺望はもっと素晴らしいと思います!!

特に、この山頂からは日本海を望むことができるので

感動的なはずです。。。

また、雨飾山はブナの木が多く


7月の新緑や10月の紅葉時期は素晴らしいですよ☆

標高が低い割には岩場の急斜面もあり険しく

また、雪の多い場所は6~7月まで雪が残るので

十分な装備と注意が必要です。




今回、わたしは・・・

帰りにまた雨飾山荘に寄り、

温泉(内湯)に入ってきました。



そして、お風呂から出ると・・・

朝にお会いした、山荘のご主人様が

『おかえり!!』とわざわざ奥から出てきて下さり

『立山で働いているんだって?』と言われ

え?なんで知っているんだろう・・・と思ったら

山頂の北峰でお会いした男性が先に

こちらに下りて来られていたようで・・・

そこから聞いたと言われ、
そのまま

山荘のご夫婦といろんな話で盛り上がりました。(笑)

人との出会い、繋がりは大切ですね❤





雨飾山荘の玄関先では記念バッチの販売もあり

バッチ集めをしているわたしは当然、

購入させていただきました。





また、ここには

露天の秘湯(都忘れの湯)があるのですが・・・

残念ながらわたしが入ろうとしていたときには

宿泊者の男性方が何名か入っておられたため

入湯はできませんでした。

(混浴のため。。。笑)




写真は帰りに誰もおられないのを確認してから

撮らせていただいたものです。




雨飾山荘の中はすごく広くて

内湯も雰囲気が良くて、お湯の泉質も良かったですし

何より、ここのご夫婦の人柄が良く

個人的にすごく好きなところです!

遠方からお越しになられる際は

登山口もすぐ目の前にありますし、

ここでの前泊をオススメしますよ❤




☆今回の行程☆

【ちょっと頑張った上り

雨飾温泉登山口(8:45)→頂上(12:10)


【疲れが出始めた下り

頂上(13:00)→雨飾温泉登山口(16:00)




標高1,963mというだけのことはあって

本当に”ひと苦労山”でした。(笑)

6月17日 撮影📷


立山ガール 🌷わかな🌷

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