2018年7月24日火曜日

爺ヶ岳~針ノ木岳縦走!! そして針ノ木雪渓も!!

昨日、一昨日と連休を頂き、
今年中に縦走しようと目論んでいたコースを歩いてきました!!
そのコースとは柏原新道を登り、人気の鹿島槍や五竜とは逆のルートへ進み、
岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳と
5つのピークを越え、針ノ木雪渓を下るコース。
まずは扇沢の駅から登山道が始まる所まで、10分程道路を下ります。
ここが出発地点です。
登山届けを出す所がありますのでお忘れなく!!
1時間程登るとこちらのケルンに到着。
最初は九十九折で急な道を登ります。
風が通らないのか、かなり暑く滝のように汗が💦
さて、歩き始めて15分程で私が考えたことは何でしょう??
ケルンの後はそれ程急な登りもなく、
扇沢の駅が見える駅見岬に到着です。
看板を写したかったので駅は写ってませんが、
駅もばっちり見え、だいぶ登ってきたことを実感できます。
その後も水平道など、割となだらかな道が続きます。
1ヶ所だけ、雪渓が残っていましたが、
雪切りして下さってあるので、特に問題なく歩けます。
歩き始めて3時間程で種池山荘が見えてきました😃
両サイドがお花畑で、
特にコバイケイソウが存在感を発揮!!
コバイケイソウと針ノ木岳&蓮華岳。

この後岩小屋沢岳を越えて宿泊予定の新越山荘へ向かいますが、
ちょっとだけ寄り道をしようと爺ヶ岳へ。
爺ヶ岳には、南峰、中峰、北峰があり、
中峰が一番高いのですが
以前行った事もあるので今回は南峰で引き返すことに
真ん中に雲がかかってますが、これから歩く稜線がバッチリ!!
右の手前から、左奥まで歩き、雪渓を下ります。
右奥には立山が見えてます👀
鹿島槍方面はガスがかかっていましたが、
時折、ふたつのピークが顔を見せてくれました😍


その後は、種池山荘まで来た道を戻り、逆方向へ進みます。
稜線上はキヌガサソウ、サンカヨウ、クルマユリ、ゴゼンタチバナ、
マイヅルソウ、ハクサンシャクナゲ等々沢山のお花がご覧いただけます。
こちらは、今シーズン初めて見たお花🌼
左上から時計回りに、タカネシュロソウ、ミヤマダイモンジソウ、
イブキジャコウソウ、ミヤマクワガタ。
お花を楽しみながら歩いているとあっという間に岩小屋沢岳到着✌
実際は1時間半ほどでしょうか。ここを過ぎたら新越山荘まであと少し!!
はい、山小屋に着いたらまずはビール!!
ということで、私が歩き始めて15分で思ったことは、
『早く小屋でビールが飲みたい!!』でした 笑。
おそらく、山の上で泊まる一番の楽しみ、夕日ターイム🎶
ずっとガスが出ており、諦めかけていたのですが、
一瞬だけ晴れたー!!剱さまー!!!!!
初めて使ったiPhoneのパノラマ撮影。

新越山荘はわりと小さめな小屋で泊まる人も少なめとのこと。
今回は6枚布団が敷ける部屋に5人。無事、一人1枚の布団ゲットです!!
みんな柏原新道を登り、針ノ木雪渓を下りるという同じルート。
今まで登った山の情報交換をしながら話に花が咲きます🌼
なんと、黒部平のレストランで働いている人も!!
でも山小屋の夜は早い!!ということで8時には消灯。

私は赤沢岳で御来光が見たい!!ということで、朝2時半出発することに。
星が見えたら良いなぁと期待するも、まったく見えず。。。
真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに、約30分程で鳴沢岳。
赤沢岳に到着するも、ガスがすごくて、御来光が見えそうな気配はなく、
ちょっと早く着きすぎたので、悩んだ結果先へ進むことに。
下っていると、ガスから抜け、突然現れた黒部湖に感動✨
逆側にも遠くの山並みが👀
どんどん周りが明るくなり、針の木雪渓の傾斜を前に不安に😓
ここでコマクサ発見👀
聞いてはいたけど、本当にすごい所に咲くんですね😲
スバリ岳に着いた時は真っ白で何も見えなかったのですが、
少しずつ視界が開け、立山連峰が目の前に
これから登る針ノ木岳を目の前に、遠くの方に富士山も見えました👀

寒そうなイワギキョウ?それともあなたはチシマギキョウ??
他にもヨツバシオガマやタカネツメクサが咲いていました。
新越山荘からここまで、基本岩場かガレ場ですが、
私が一番怖かったのが針ノ木岳への登り。
下りも危ないと思いますのでお気をつけ下さい⚠
針ノ木岳頂上からの黒部湖と立山連峰
うーん。。剱岳の上の雲どいてくれないかな。。
時折槍ヶ岳も見えてましたが、ほぼほぼガスの中。
頂上でご飯を食べながら雲が移動するのを待つも、なかなか。
結局諦めて針ノ木小屋まで下りたところ、槍も穂高も見えてる!?
もう少し頂上で待てば良かった💦

この後蓮華岳をピストンしようと思っていたのですが、
前日から突如現れた膝の痛みに止むを得ず断念😢
ということで、後ろ髪引かれながらも針ノ木雪渓を下ります。
針ノ木小屋近辺から見た雪渓。とても急に見えますが、
この辺りは隣にある夏道を歩くようになってました。
夏道は九十九折になっており、
石を落としてしまわないよう注意が必要です。
ここから下は雪の上を歩きます。
一応4本爪のアイゼンを装着しましたが、
慣れてる人はなくても大丈夫かも!?
雪渓が終わり、少し歩くと、大沢小屋、
その後1時間程でこちらの針ノ木岳登山道へ。
その後は何度か道路を横断しますが、
登山道という看板がすぐに見つかるので、
それに従って歩いて行くと扇沢の駅に到着です。

針ノ木雪渓から針ノ木岳&蓮華岳の登山や、
柏原新道を登って鹿島槍方面へ行く方が多い中、
登山者が少なく、穴場なのがこの縦走コース。
黒部湖と立山連峰を見ながら歩く稜線上は
アップダウンはあるものの、本当に面白いコースでした💕
扇沢出発で扇沢に帰って来れるという、マイカーの方にも優しいコースです。

しおみん