2018年6月29日金曜日

【定期報告 ~ 室堂平は今!】6月29日版★高山植物・お花いよいよです!!

連日雨☂だった室堂、朝は山にガスがかかったスタートでした。
愛らしいハクサンイチゲ第二陣が咲き誇っております!

10時半を過ぎた頃、立山が見え始めたので最新定期報告のためフィールドへ! 2日間連休をいただいて、立山を離れていたので、変化を目にするのが楽しみです🎵

フィールドを歩き始めての感想は・・・
「雪がまた少なくなってる!!」

「風が強くても寒くない!」

今日は半袖の夏シャツに裏起毛のパーカーで外へ出ました。曇りであることと、風が強かったので寒いかな?と思ったのですが丁度よかったです。ちなみにフィールドの気温は15度くらいでした。

フィールドへ上がる正面階段も使えるようになりました!


曇りですが富山平野は良く見えています



みくりが池までの石畳は、平地箇所にあと少し雪が残っています。

1週間ほど前の定期報告では
下がぐるり雪に囲まれていた供養塔

「みくりが池」へ降りる道は除雪がなされ、歩きやすく石畳になっています。 


石畳を降りると「みくりが池」


「みくりが池」へおりる最初の石畳を降りたところに群生する黒百合

「みくりが池」周りにたくさんあるハイマツは、今年の雌花がご覧いただけます。昨年出来た球果は、順調に成長をしていて今年の秋には松ぼっくりになります。2年かけてゆっくり育っていきます。

ハイマツの赤いものは今年の雌花です

大きな球果は昨年の果で2年かけて熟すそうです

「みくりが池」は、冬に降り積もって氷のような塊となった雪の欠片が、昨日の雨風で端寄ってしまっています。

昨日は台風のような強風だったそうです

氷のように固まった雪はなかなか融けにくいのですね

現在「みくりが池」のぐるり一周には、雪は残っておらず、石畳を歩くことができます。



雷鳥沢との分岐点を右へ進むと両サイドにハクサンイチゲのお花畑がみられましたが、同じ場所に今はコバイケイソウが咲き始めています。
立山と浄土山を正面にした両サイドです

今年は当たり年ともっぱらの噂のコバイケイソウ(小梅蕙草)
花言葉は「遠くから見守っています」

49番ベンチの手前にはミネカエデの花が咲いていました。黄緑色のものが花です。

ミネカエデ(峰楓)の花
花言葉は「他人からの好意」

ロマネスコみたいな蕾?
どんな花が咲くのでしょうか・・・
室堂山荘までの道すがら、まだまだたくさんの高山植物の花たちを楽しんでいただけます。

群生するヤマガラシ(山芥子)は元気な黄色
花言葉は「活発」

小さくて可愛らしいイワカガミ(岩鏡)のピンク
花言葉は「忠実」

ミツバオウレン(三葉黄蓮)
花言葉は「栄誉」

雪融け前は室堂平への分岐道だったルートは
もう通れなくなっています



谷沿いの雪も随分減ってきています



室堂山荘への登りの石畳もすっかり雪はありません



室堂山荘の手前ではコシジオウレン(越路黄蓮)が咲いていました
花言葉は「変身」「揺れる心」


室堂山荘前の石仏も雪が解けて出て来ています。



室堂山荘前からターミナルまでは、まだ雪の残ったフィールドが続きます。



表面が融けた雪に塵で模様が描かれ、アートのようになっていて面白いです。

雪のアート


真っ白の雪の世界から緑へ、そして今は色とりどりの花が咲き、これから夏がやってきます。

真っ白だった室堂平がカラフルな季節になりました


刻一刻と移り変わる景色をみていると、すべては移り変わるという自然の法を感じずにはいられません。
訪れるお客様たちも、ただ座って景色を眺めているだけで何時間いても飽きない・・・と話していらっしゃいました。

Seedless (シードレス)