2018年6月21日木曜日

【定期報告 ~ 室堂平は今!】6月21日版★玉殿の湧水出ました!

6月21日、室堂平定期報告です!


6月に入り、ますますお問い合わせの多かった
✨玉殿の湧水✨
昨日よりこんこんと湧き出ております!
ようやく汲んでいただけます!



雪の大谷は22日までで、残すところあと1日です。
高さは9メートルとなりました。


では、室堂平の現在の様子をご報告いたします。ターミナルを出た周辺は石畳が出て来ており、高山植物のお花たちも咲き始めています。
チングルマとイワカガミが咲いています

梅雨の雨で、雪どけが進んでいますが、室堂平のフィールド上には、まだまだ雪が残っています。

フィールドに出てきた供養塔です。この供養塔は、1936年9月に地元天台宗立山寺の住職であった佐伯秀胤さんが、遭難者を弔うため、有志と共に建立したもので、宝篋印塔という形だそうです。




頭の部分は落ちてしまっていますが、塔を側で見ると、上段東西南北に刻まれた梵字に気がつきます。この梵字は金剛界曼荼羅の四仏を表しており、塔自体を大日如来にみたてることで、金剛界五仏を表しているそうです。

東:阿閦如来(ウーン)
西:阿弥陀如来(キリーク)
南:宝生如来(タラーク)
北:不空成就如来(アク)

※ 中段には東西面に、光明真言が書かれています。光明真言は、天台宗、真言宗で用いられる呪文の一種で、加持し、その土砂を遺体や墓地にまくことで、死者の罪が消滅し、極楽浄土へ至るという教えが伝えられてきたそうです。

意訳は「これからとなえる光明真言は、大日如来にあまねく仏門に導くところの限りない徳の力を、23の文字にまとめたものである。心を無にして、それに集中して唱えれば、仏の光明に照らされ、迷いの霧が自然と晴れて、本来の清らかな心が明らかとなり、曇りのない月のように円くなるであろう」 
(たちやま17号掲載記事より抜粋)



今日はガスが出ては消え出ては消え・・・

みくりが池の青がきれいです

みくりが池の周りを一周されるのであれば、一部雪道が残っているものの、ほぼ石畳の道を歩いていくことができるようになりました。

本日は、雪がまだ残っている箇所を、ピンポイントでお伝えしますね。

ターミナルから左手に進むルートでは、途中に雪の上を歩いて進む箇所が残っています。


みくりが池を見下ろす最初の坂道には、まだ雪がたくさん残っています。大変滑りやすいので気をつけて下りてくださいね。


坂道を下り、次の登りの石畳との間には、黒百合の蕾がたくさんあり一部咲き始めています。
※黒百合伝説については👉こちら


雨あがりの黒百合
一部花がひらいていましたが、まだ蕾がたくさん


坂を下らずに、フィールド上から「みくりが池」を見下ろすことの出来る展望エリアも石畳が出ました。
急な坂道を下りるのが難しい方も、こちらから池をご覧いただけます。


「みくりが池」へ下りる急坂を下りずに
真っ直ぐ先へ雪道を進んでください


池の向こうにみくりが池温泉が見えます。

ターミナルから室堂山荘側へ向かうルートは、半分以上がまだ雪の上を歩くこととなります。


室堂山荘まではゆっくり歩いて10分ほど


室堂山荘横は除雪され石畳がでてきています

ここからぐるりと「みくりが池」と山の間を石畳が続きます

急な雪の斜面だった箇所が除雪され歩きやすくなりました

下りた先には少しだけ雪が残っていますがすぐに融けそうですね

先日お伝えしましたとおり、「立山室堂」の公開はいよいよ今週末からです。 また、「玉殿の岩屋」への道は、まだ雪で閉ざされており、安全にご覧いただけるようになるのは7月中旬以降の見込みです。

今週末、立山室堂がOPENしましたら、また様子をお伝えいたしますね!

<おまけの雷鳥動画>
今日の雷鳥動画の提供は「雷鳥おにいさん」からです。
なんと・・・あの雷鳥が、あの雷鳥に?!
驚きの雷鳥マジックをご覧いただけます!
お楽しみください・・・



Seedless (シードレス)