2017年11月25日土曜日

雪山の夜のピアノ*ロマンチックなホテル立山感謝祭


みなさん、こんにちは
すっかり雪深くなった立山です

⛄  ⛄ 

アルペンルートもまもなく営業終了

標高2450m
星にいちばん近い駅
室堂の山岳リゾート・ホテル立山では
感謝祭が行われました

🎀


※ アンコール中 撮影許可を頂いております




コンサート出演者は
岡田奏(おかだかな)さん
http://www.pacific-concert.co.jp/domestic/view/470


私、音楽の中でクラシックが一番好きなんです
山歩きができないこの頃
久しぶりに心がときめきました



今日のブログではその感動を

寅子こころの短歌
と一緒にお届けしたいと思います



友蔵こころの俳句、じゃなくって







プログラムは

献呈/シューマン
英雄ポロネーズ/ショパン
子犬のワルツ/ショパン
ノクターン27-1/ショパン
即興曲3番/プーランク
ノヴェレッテ1番/プーランク
シャコンヌ/バッハ=ブゾーニ


ぬくもりを感じる木製のピアノ
雪山の夜にぴったりですね




最初の曲
シューマンの献呈について
岡田さんがお話して下さいました

この曲はシューマンが自身の結婚式前日、
妻となるクララに捧げた曲なのだそうです

💒
歌詞もロマンチック


そんな曲の背景を知ると、
耳の傾け方も変わってきますよね



*  木製のピアノが歌う雪の夜に  *
  われ一本の樹として揺れる  





ショパンの有名曲が続きます

岡田さんが仰っていました
こういう曲は、
良い演奏が沢山残されているので
とても緊張するのだそうです





そして、
ここ標高2450mでは酸素も7割
地上より演奏はずっとハード

合間のトークは
大きく呼吸しながらされていました





プロの演奏は私たちが想像するより
ずっと過酷なのですね

腕力だけでなく、
腹筋や背筋もジムに通って
鍛えていらっしゃるそうですよ

こんなお話が伺えるのも
ピアニストさんとの距離が近い
ホテル立山のコンサートならではですね




*  客席に指真似をする少女あり  *
  長きまつ毛のピアニストゐて  



終始アットホームな雰囲気でした





よく見ると、動物が乗っている美しいシャンデリア


15歳で渡仏された岡田さん

これまで様々な国で演奏され、
中には黙祷から始まったコンサートもあったそうです

というのも、
メンバーの内二人が犯罪に巻き込まれ
前日に殺されてしまったという
ショッキングなお話でした

以来、岡田さんは
ご自身の演奏と平和への貢献を
深く考えるようになられたのだそうです



  祈るごと鍵盤に伏すピアニスト  
  キャンドルの灯がその背を照らす  








アンコール曲はドビュッシーの月の光でした


*  その指の先より月の光出づ  
  青きドレスの弾くドビュッシー  





コンサートのあとは
抽選会で大盛り上がりのお客さま

景品がいっぱい用意されていましたよ






皆さまも来年、
雪山の夜の感謝祭を
お過ごしになってみてはいかがですか

標高2450m
星にいちばん近い駅
室堂で聴くピアノコンサート

大切な方への贈り物にするのも素敵ですね

🎁






🎶 歌人  とらこ 🎶