講師は、日本海植物研究所 佐藤卓(さとうたかし)先生。
最初に立山自然保護センター1Fにて、1時間程、講演をお聞きしました。
その後にフィールドに出て、室堂山荘周辺まで散策に。
今日、特に目からウロコだったのが、コバイケイソウについて。
なんと、コバイケイソウは上下(茎からのびている花と、枝分かれしている花)とで、花が違うのだそうです。
まずは全体像 |
う~ん、同じにしか見えない…
ということで、上のほうをアップで。
写真だと伝わりづらいのですが、
上の花はぷっくりとしたものがついていますが、
下の花にはついていません。
もういちど全体像を見てみると、たしかに、上下で違う花をつけているのがわかります。
上部は花粉を受け、実をつける
下部は花粉を飛ばす(実はつかない)
1本の花にして、完全に役割分担をしているのだそうです!
自家受粉を避けるためでしょうか…?
(分かる方、教えて下さい!)
写真を撮るのに夢中で先生に聞きそびれてしまいましたが、植物はなんとも巧みですね。
こんなに綺麗なコバイケイソウですが、毒💦がありますので触らないようにしましょう!
花ことばの通り、「遠くから見守っています」ぐらいの距離感がよいのでしょうか。
昨年2018年はコバイケイソウが咲き乱れ、いわゆる"当たり年🎉"だったそうです。…とはいえ、今年も室堂山荘の周りにたくさん咲いておりますので是非足を運んでみて下さい♪
観察会の際、高山植物のガイドブックを見ながら散策したのですが、なんと著者は佐藤卓先生!
『花のアルペンルート立山―フラワーウオッチングガイド 』
室堂平にカモフラージュしそうな表紙 |
本はお花の色別に構成されており、 またどんな花の形かを右上のアイコンを見ることで 直感的にお花探しができます。 |
観察会中も、この本が欲しい!と言う方が多かったため、購入先リンクを載せておきます。
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なつんこ