*剱岳へ!<前編>はこちらから。
2日目は、4時前に起床。
ささっと準備を終え、いよいよ出発です!
スッキリとした空。風はありますが、いいお天気です。 |
剱澤小屋~剣山荘の間には、雪渓が3ヶ所あります。 早朝は雪面が少し硬かったですが、 軽アイゼンをつけるほどではなかったです。 |
空の向こうがぼんやりと明るくなってきました。 |
日の出は、ダイヤモンド五龍岳✨ |
剱御前側はモルゲンロート✨ |
朝が来ました。 |
さて、ここからは気を引き締めて、まずは『一服剱』を目指します。
この時期は早朝出発だと気温が低く涼しいので、登りやすかったです。 |
一服剱より。大日岳に剱岳の陰が重なります。 |
右下に見えるのが剣山荘。高いところまで来ました。 |
一服剱を下って、次なる『前剱』へ。この間が下りで事故が多い場所です。
武蔵のコルより前剱。 あんな斜面を登るのか~!👀 |
前剱までの登りの途中より、来た道を振り返ります。 手前のピークが一服剱。 |
いまにも落ちてきそうな、前剱大岩👀 |
前剱まで登ると、天狗平、高原バス道路が見えてきました。
立山の頂上も少しだけ見えます。 |
そして向かう先には剱岳の頂上が!!!
まだまだクサリ場が続きますよ。(でも楽しい♪) |
前剱の門が近づいて来ました。 4m程ある鉄のブリッジを渡り、クサリに沿って通過します。 |
うーん…まるで小さなジャンダルムのよう。 (例えが他山域でスミマセン…😅) |
クサリ場がある場所では、上りと下りで道が分かれているところもあります。
よく分からずに下山道を登っている方もいましたので、よく確認しましょう!
途中、鳴き声が聞こえたので見上げてみると、雷鳥ファミリーが♡
お母さん(写真中央)と5羽のヒナがいました。 |
次は『平蔵の頭』を越えます。…が、このあたりから渋滞。
「そんなに長い鎖場でもないはずのにな~。」と思って前を見てみたら、
スリングとカラビナで確保しながら通過しているグループが…。
「そんなに長い鎖場でもないはずのにな~。」と思って前を見てみたら、
スリングとカラビナで確保しながら通過しているグループが…。
ところどころに足場となる杭が打ってあります。 |
平蔵の頭を振り返る。 |
平蔵のコルでグループを追い抜き、いざ『カニのタテバイ』へ。
皆さんサクサクと登っていきます。 |
『カニのタテバイ』を通過した後も、頂上までガレ場を登ります。
あともうちょっとで頂上なのだけど… |
無事、剱岳山頂に着きました~!!!
360度パノラマの大展望です!
室堂ターミナルや立山、槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳、黒部五郎岳、 薬師岳、遠くに乗鞍岳、御嶽山まで一望できます! |
写真奥中央に富士山、右奥には北岳、間ノ岳と 日本の高い山1・2・3位を一度に見ることができます。 富士山の左奥には八ヶ岳。手前に見える山々は、 この前しおみんが縦走した『針の木岳』です! |
北には、猫又山や毛勝山。 |
右手奥に朝日岳、雪倉岳、白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、 妙高山などが見えます! |
早月尾根のルート。 |
ずっと頂上でこの景色を眺めていたいのですが、
この先が長いので、下山します!
下りの『カニのヨコバイ』への取り付き。
はじめはクサリ場を縦に下り、下りきった所から横へと移動します。
その横へ移動する時の1歩目が足場が見えず怖いのですが、
少し下をのぞき込むと、赤ペンキでマークしてあります。
必ず『右足』から1歩踏み出してくださいね。
その後はひたすら、下る、下る、下る…。
(下りに集中していたので、写真がありません…スミマセン😅)
剣山荘の近くまで下りてきて、ホッと一息。
朝は薄暗かった山肌もすっかり夏山の景色に。 |
お昼頃に剱澤小屋に無事到着。デポしていた荷物を引き取り、室堂へ向かいます。
剱沢キャンプ場より、剱岳を振り返る…。 あの頂上にいたなんて、信じられません。 |
実際に剱岳を歩くまでに想像していたのは、両側がもっと切れ落ちた登山道だったのですが、意外と道幅が広い場所があったり、クサリがない岩場のトラバースにドキドキしたり、高山植物を楽しんだり、色々な変化があるルートで面白かったです。
「ここを登った先人達は、どうやって登って行ったのだろう?」
「いったい何を思いながら、下って行ったのだろう?」
と考えながら、下山してきました。