2018年7月23日月曜日

雲上のお花畑🌼五色ヶ原へ

室堂山展望台から…

ぽつんと見える赤い屋根の山小屋。
五色ヶ原山荘まで、1泊2日で歩いてきました。(撮影日:7月20・21日)

まずは室堂~室堂山展望台~浄土山へ。
室堂山展望台から浄土山へ急な斜面を登ると、
立山連峰の眺めと高山植物のお花畑🌼🌼🌼

ツガザクラ

浄土山山頂近くにある、富山大学立山研究所前の広場から、
今日はこの山々を越えて行きます。

龍王岳を下った所では、コバイケイソウがたくさん咲いていました。

鬼岳は頂上を通らず、東面を巻いて行きます。
『鬼岳東面』の道標を過ぎると、雪渓が出てきます。
五色ヶ原山荘の方が雪切りしてくださっています。
軽アイゼン、トレッキングポールがあると安定して歩けますので、
不安な方は、お持ちいただく事をオススメします。


もう1か所雪渓がありますが、こちらはほぼ平坦なトラバース。

ミヤマリンドウ
こんなにまとまって咲いているのを見たのは初めてです!

獅子岳山頂からしばらく歩くと、ザレ場の急な下りになります。
このあたりから雲が上がってきて景色も見えず…ところどころでお花を見ながら、
さらに下ります。

トウヤクリンドウ
バイケイソウ
エゾシオガマ

途中、クサリ場とハシゴもあります。

ハシゴを通過後、さらに下る下る…。
少し雲が切れて、『立山カルデラ』の崩壊面が見えました!👀

獅子岳から標高差約400m下って、『ザラ峠』に到着。
この場所が、佐々成政が厳冬期に越えたといわれている『さらさら越え』の
場所です!
ザラ峠  標高2348m
ここまで来れば、五色ヶ原山荘まで約1時間です。

『ファイト』の文字が見えたら、小屋はもうすぐ…のはず。
(でもガスで見えない…)

雷鳥のメスにも出会いましたよ♪
しばらく観察していましたが、周りにヒナは見当たらず…。

山荘からは、日の出と日の入りを見ることはできませんが、
夕日、朝日に焼ける雲をがとてもキレイでした!

山荘は20時消灯。
周りは真っ暗ですので、星を見るにも最高の場所です!

サソリ?ザリガニ?のような形の入道雲がもくもくと…
大きくなっていきました。
南の方の雲も赤く染まりました。

次の日は4時30分起き。もうすぐ日の出です。
コーヒーを淹れながら、空の色がゆっくり変わって行くのを眺めます。



五色ヶ原山荘と右奥に鳶山(標高2616m)。
必要最低限にして充分、山小屋らしい山小屋でした。

朝はガスもなく、すっきりと晴れました☀
山荘の後ろにそびえる鷲岳(標高2617m)
山頂へのルートはありません。

いつまでも眺めていたい景色に後ろ髪を引かれつつ、
獅子岳の登りに日が当たらないうちに帰ります。
また来まーす!
次は薬師岳まで縦走の時に…かな?
ハクサンコザクラ
山荘のご主人によると、例年より咲くのが2週間程早いとの事でした。
五色ヶ原周辺にもコバイケイソウがたくさん!!!
『立山カルデラ』の崩壊面。
まるでグランドキャニオンのよう?!

昨日下りて来た道を、登ります!!!

行きはガスで展望がなかった獅子岳山頂(標高2714m)
山頂で休憩していた皆さんと山の話がはずんで、
大休憩してしまいました。
獅子岳山頂から、少しだけ弥陀ヶ原が見えました!(写真中央)
霞んでいなければ、富山市、富山湾も見えるのですが…。

お花を楽しみながら、来た道を戻ります。
ミヤマトリカブト
ハクサンフウロ
ハクサンシャクナゲ
浄土山~一ノ越山荘の間では
タカネツメクサがたくさん咲いていました!


イブキトラノオ

久しぶりにこの時期に登山しましたが、日差しがジリジリと暑く、バテました😅💦
今回、水を多めに持っていったり、あらかじめ水で濡らした手ぬぐいを用意したり、塩分を補給できるタブレットなどを持って行きました。
ひんやりグッズを活用するなど、熱中症対策を万全にして、夏山登山をお楽しみください♪

れいり