室堂平~一ノ越の間の登山道の雪渓切りが実施され
登山者の皆さんが安全に登れるように、と
登山道の整備が行われました。
雪渓切りは毎年、山開き前のこの時期に
中部森林管理局、環境省自然保護官、山岳警備隊、
各山小屋関係者、立山黒部貫光が主体となって
実施しているものです。
雪渓切りでは、氷のように硬い雪を
チェンソーを用いて切れ目を入れ
それをスコップを用いて一つ一つ人力で崩していき
少しずつ、道を作っていきます。
今日は、午前10時から作業が開始されましたが
次第に雨風が強くなっていき
大変、寒い中での作業となりました。
わたしは今回、取材で同行させていただいたのですが・・・
寒い中、苦労して作業されている皆さんを
ただ横で見ているだけなのが、
わたしもこの作業の大変さを知っておくべきだな、と思い
ほんの少しではありますが
作業に参加させていただきました
富山県出身であるわたしは
除雪作業には慣れてはいますが
立山に積もった雪は、平野の雪とは比べものにならないくらい
でも、作業されていた皆さんは誰一人として
手を抜くことなく真剣に取り組んでおられ
道ができてきたところを自分たちの足で歩き
危ない所がないか、道幅はこれで十分か、などと
上り下りしながら、歩きやすいかどうかを確かめておられ、
傾斜があるところでは階段にしたほうが良いのではないかと
話し合われていたり、試行錯誤しながら道を作っておられました。
室堂平~一ノ越の間にはまだまだ雪は多く、
昨日、わたしが歩いた時でも
危険だなぁ、と感じた箇所が3ヵ所ほどあったのですが
今日のこの作業のおかげで
昨日までの道とは大きく変わり
安全に歩けるようになりました
雪渓切りの参加者、総勢20名が
”登山者の皆さんのために。。。”と
寒い中、汗水流して作ってくださった道です。
この方たちの苦労があるからこそ、
今日からわたしたちは安全に
一ノ越まで通行できるようになりました
本当に感謝ですね。。。❤
立山は、いよいよ
この夏も、たくさんの登山者の方に
山のマナーを守って立山の大自然を
6月28日 撮影
立山ガール わかな