というお客様がおられ、興味を持った縦走ルート。
物心ついた時には毎年ゴールデンウィークは上高地で過ごしており、
上高地には強い思い入れがあったため、私も歩いてみたいと思い上司に相談。
快く連休を下さり実現した今回の縦走。
ということで、昨年からあたためていた縦走計画、立山から上高地へ、
下記の日程で歩いてきました👣
1日目:室堂から五色ヶ原山荘
2日目:五色ヶ原山荘から太郎平小屋
3日目:太郎平小屋から黒部五郎岳を経て双六小屋
4日目:双六小屋から槍ヶ岳を経て横尾山荘
5日目:横尾山荘から上高地
7月30日、待ちに待った梅雨も明け、
良い天気を期待していたのですが、初日は朝からガス🌁
快晴だったら雄山へ登っていこうと思っていたのですが、
まったく景色が見えそうな気配はなかったため、
室堂山展望台経由で浄土山へ。
数メートル先も見えない😢 |
最後まで雪渓が残る場所であり、五色ヶ原山荘の方からは
アイゼンを持ってくるようにとのことでした。
念のためアイゼンは持って行きましたが、使用せずに通過。
しかし、小屋で会った方々からは
雪渓の部分が怖かったという言葉もあったため、
不安な方は軽アイゼンをお持ち下さい。
雪渓は傾斜があり長い所と、 平坦な短い所の2ヶ所残っていました。 |
鎖や梯子も出てきます。 |
少しだけ視界が開け、立山カルデラの崩壊面を見ることができました。 写真左の下りきったところがザラ峠です。 |
ザラ峠まで下ると、登り返しののち、木道があらわれ五色ヶ原山荘へ。
視界が悪かったのが残念でしたが、五色ヶ原はまさにお花畑🌼
色とりどりの様々なお花が登山者の目を楽しませてくれます。 |
昨年当たり年だった『コバイケイソウ』。 今年もたくさん咲いていました。 |
五色ヶ原山荘の周辺はチングルマがピークを迎えていました。 |
16時頃からは雨が降り出してしまい、
山で泊まる楽しみのひとつである夕日は残念ながら見られず。。
6畳の部屋に4人で、お布団もひとり1枚使うことができ、
快適に寝ることができました。
次の日は計画を立てた際に、今回のルートで最長となるルートだったので、
朝4時には出発。鳶山まではゆるやかに登ります。
鳶山を過ぎると徐々にまわりが明るくなってきました。
下りと登りを繰り返し、越中沢岳へ。
たくさん出会えた雷鳥ファミリーのひとつ。 |
越中沢岳から臨む薬師岳。 『北アルプスの女王』あるいは『北アルプスの貴婦人』 |
越中沢岳からは再び下りと登りを繰り返し、スゴ乗越小屋へ。
越中沢岳からの下りはとにかく急で、 逆ルートで登る人は大変だろうなと思いました。 |
スゴ乗越小屋からは間山を経て、薬師岳へ。
太陽が出て暑かったり、ガスに覆われ全く何も見えなかったり、
というのを繰り返し、登ること約4時間。
北薬師岳山頂付近からは大きい岩がゴロゴロとした道が続きます。 |
北薬師岳から臨む赤牛岳や水晶岳。 |
北薬師側から薬師岳のカール |
こちらは薬師岳側から。 |
ちょうど12時頃薬師岳山頂へ。 完全にガスに覆われほとんど何も見えず。。 昼食がてら天気を待つも、なかなかよくならず断念。 山頂に祀られているのは、薬師如来像。 |