2017年5月23日火曜日

初夏の美女平を歩く!

富山県ナチュラリスト協会主催
「初夏の自然観察会 美女平の森を歩く」
参加させていただきました!(取材日:5月21日)

雪どけが進み、新緑が美しい美女平!


この日、日なたは暑いくらいでしたが、
森の中を歩くとひんやりして、ちょうどよいくらいの気温でした。
美女平駅を出てすぐ、美女杉の脇でまずは受付♪
たくさんの方が参加されていました!
さっそく何かを発見…(サルの落し物のようでした。)
美女平駅すぐ近くの散策路入り口から、しゅっぱ~つ♪
散策路の谷筋にはまだ雪渓が残っていますので、
歩行には注意して下さいね。

美女平の見所は、やはり「タテヤマスギ」「ブナ」の森!

手前:ブナの森、中央:タテヤマスギの森
住み分けているのがわかりますね。

立山杉は、美女平~上の小平上部の約300ヘクタールに
幹周り6m以上の巨木が147本もあるそうです!
(巨木とは…地上高1.3mの幹周りが3m以上のもの)
大きさもさることながら、変わった樹形の立山杉を
たくさん見ることができます。



鳥が種を運んだのでしょうか?

枯れた木の上に、新しい命が芽吹いているのも観察できます。



枯れた木の上にイワウチワが咲いていました。

ブナの新緑がまぶしいです✨✨✨
樹木には「Tree(樹):Root(根)の法則」というものがあり、標高が高くなると「Tree(樹)」が少なくなり、「Root(根)」が多くなるとのこと。
ブナはだいたい1:1だそう。
この枝と同じくらい、地面にブナの根が這っているのですね👀
よーく見ると、ブナの幹の左側に🍄キノコ🍄が!

イワウチワとショウジョウバカマがあちらこちらに咲いていました。
雪どけ後に咲くお花が見頃です♪

イワウチワ

ショウジョウバカマ

オオカメノキの花
ミヤマカタバミ
ミツバノバイカオウレン
下を向いて咲くのが特徴のチゴユリ

コハウチワカエデの花

この他にもいろんな発見が!!!
とちの実から芽が出ています。
出てきたばかりの…こごみ?わらび?
ツリーホール。
これが見られるようになると、春を感じますね。
⚡⚡⚡雷が落ちた跡のようです⚡⚡⚡

このブログでお伝えできないのが「🐤鳥の鳴き声🐤」!
姿を見ることはできませんでしたが、
あちらこちらで聞こえる鳥のかわいい鳴き声に癒されました。
10種類程の鳥の鳴き声を聞くことができました。
豊かな森の証拠ですね♪

この日のために、ナチュラリストの方は2回も美女平まで下見にいらっしゃったそうです。
皆さんの知識と経験が詰まったツアーは、ひとりで森を歩くよりも、
たくさんの発見がありました。


*****

ここからは、室堂をパトロールしてきた🐻Yamajiji🐻さんの
撮りたて写真をお届けします!

案内板が出てきました。
ターミナルを出た所のあたり。石が出てきました。
先日「立」しか見えていませんでしたが、
「立山玉殿」まで出てきました!
早く湧水が飲みたいな♪
本日のみくりが池。
エンマ台。ベンチも出ています。
富山市方面は雲海。夏のような雲ですね。
国の重要文化財、立山室堂はまだ屋根が見えるだけです。
雄山神社直下に見える「昇り龍」の雪形。わかりますか?



↓↓↓ここから下、虫がニガテな方はご注意ください↓↓↓

雪の上でカメムシが大量発生中!!!ぎゃーーー!!!





「きれいでしょ?」って、写真はキレイですが…。
これがあちらこちらにいたら…ねぇ…😓💦

🍀🍀