歩くアルペンルート第三弾!
弥陀ヶ原~天狗平の区間は
弥陀ヶ原~天狗平の区間は
かつて鎖り禅定路といわれた修験の道で
立山が信仰の山であった名残を今も色濃く残しています
例年7月頃まで雪の残るこの「一の谷・獅子ヶ鼻岩コース」を
弥陀ヶ原駅で立山高原バスを下車し
弥陀ヶ原ホテルの左脇から
弥陀ヶ原遊歩道コース(大回り)を経由
弥陀ヶ原遊歩道コース(大回り)を経由
この分岐から右に曲がると
一の谷・獅子ヶ鼻岩コースの入口です
歩き始めてすぐ・・・
太もも程の高さの笹が生い茂り
笹をかき分けて進んだので朝露で太もも辺りまで
小さな沢にかかる橋を二つ渡って
その後一気に登ると
今度は先ほど渡った小さな沢に比べて
流れの早い川を渡ります!
橋が二つ並んでかけられていますね
ここがコース名の由来の一つともなる一の谷!
例年7月頃まで雪が残る場所です!
おっとここで
まさに鎖り禅定路と呼ばれるにふさわしい道が
これから始まるようですね・・・
スリップすると大変!!!
岩場をトラバースして
慎重に進むと・・・
前方に獅子ヶ鼻岩出現
っと、その手前に
コンコンと流れる沢が!
飛び石を渡って対岸へ進むのですが
写真でもわかるように
渡り始めは石がないんです!
滑り落ちそうな岩の上にゆっくりと足を置いて
一歩ずつ慎重に進みます
この沢は雨で増水すると
確実に渡れなくなります
当日の天候だけでなく、前日の天候までを考慮して
日程を決める必要がありそうですね・・・
さてさて
ここから本格的に鎖場がスタートしますよー♪
わたしがこのコースを歩いた日は数日間
晴天が続いたときだったのですが
鎖をしっかり握り
足を踏み外さないように・・・ゆっくり進むと
どーーーーーん
獅子ヶ鼻岩に到着!
(ここまで約1時間)
まるでゴリラのように(笑)立派な風格
弥陀ヶ原を出発してからかなり登ってきたようです!
遥か遠くに弥陀ヶ原ホテルが見えますよー
獅子ヶ鼻岩から弥陀ヶ原を望む 白い建物が弥陀ヶ原ホテル、その後ろに薬師岳 |
獅子ヶ鼻岩の手前には‘役の行者窟’があるんです!
立山修験の名残を色濃くとどめ
石像や石仏が残っていますよ!
※登山道がないのでわかりずらいかも・・・
このコース最後の鎖場を登りきると
パァーーーッと
一気に視界が開けます!
どこまでも続きそうな緩やかな木道
・・・と期待するも
だんだんと両脇の草木の背が高くなり
わたしの膝丈ほど
そしてほぼ背丈の笹に囲まれて
鬱蒼としてきましたー
こんなところで熊さんには会いたくないッ!
ビクビクしながら急ぎ足で進むと
笹の葉に阻まれていた視界がまた開け
写真中央に立山がうっすら! |
なんと立山がその姿を現わしましたッ!
感動!!!
右手前方には立山
左手には大日連山を望む
絶好の展望❤
いつまででも、どこまででも歩いていけそう(笑)
この辺りを天狗の鼻と呼ぶのかなぁ・・・?
そしてだんだんと登山道の両脇が華やいできましたよー❤
イワイチョウ |
チングルマの群生 |
タテヤマリンドウ |
イワオトギリ |
一気に階段を駆け上がると
本日の目的地、天狗平に立つ
立山高原ホテルと天狗平山荘が見えてきました!
天狗平周辺はチングルマやイワカガミなどの
高山植物がまさに今、見頃ですよー❤
弥陀ヶ原を出発してちょうど2時間
天狗平山荘に到着ッ♪
この先はまた次回
お伝えしまーす★★★
弥陀ヶ原から天狗平に至る一の谷・獅子ヶ鼻岩コースは
歩行距離が約4.9キロメートルと長い道のりです
コース中では沢を渡ったり、鎖場を登ったりと
気を抜くと危険箇所となりうる場面が多々あります!
足場が安定しない雨天時や、雨上がりは特に注意が必要です!
獅子ヶ鼻岩を越えると見晴らしの良い木道が続きます♪
高山植物を観察しながらお散歩気分を味わえるはずですよ❤
コース途中に水場はありません!
水分補給とお手洗いはしっかりと済ませてから
出発してくださいね
≪本日のコースタイム≫
弥陀ヶ原ホテル 7:10発
↓
ラムサール条約湿地看板 7:20発
↓
獅子ヶ鼻岩 8:05発
↓
道路横断 9:00発
↓
天狗平山荘 9:10着
7月12日撮影
立山ガール ともか