立山駅から徒歩3分!ピカピカな外観! |
そもそも「立山カルデラ」って?
立山カルデラは、東西約6.5km、南北約4.5km、標高差が500~1700mもある巨大なくぼ地です。立山火山に食い込んだ谷が激しい侵食作用によって拡大してできた侵食カルデラといわれています。カルデラの内部は美しい弥陀ヶ原高原と全く異なり、荒々しい風景の崩壊地が目立ちます。
カルデラの様子。大きくくぼんでいるのがわかります。 富山県立山カルデラ砂防博物館公式HPより拝借 |
👇下記のレポートもご参考ください👇
Seedlessレポート【弥陀ヶ原は今!①】カルデラ展望台からの眺めと雪融け状況
そもそも「砂防」って?
山地・海岸・河岸などで、土砂のくずれや移動を防ぐこと。
立山カルデラと砂防の関係は?
立山はこれまで幾度と崩壊しては、内部に土砂をため、大雨の度にその凶暴な土石流が富山平野に流れ出して大きな災害をもたらしてきました。
1858年には飛越地震により鳶山崩れ(とんびやまくずれ)が起こりました。鳶山には大鳶山(おおとんびやま)と小鳶山(ことんんびやま)は山体崩壊により完全に消滅し、立山カルデラに大量の土砂が流れこみました。
地震から14日後、土石流となって富山平野になだれ込みました。2ヵ月後、2度目の土石流が氾濫し、死者140名、けが人は9,000人にのぼると言われています。
以降、台風や大雨のたびに大量の土石流が富山平野を襲うようになったのです。
"暴れ川"常願寺川の上流から流された 約400トンといわれる大場の大転石の模型 (立山カルデラ博物館内有料ゾーン) |
これまで100年もの間 砂防工事が進められており、今日では、要所要所に作られた100を超える砂防施設(砂防えん堤)が富山平野を守っているのです。
一度は崩壊した地。人間の努力によって 山肌に再び緑が生い茂る様子には感動しました✨ |
館内のようす
新緑と日差しが気持ち良いオープンな館内◎ |
雪の大谷の展示も |
立山を知り楽しむための5つのエレメント! ①生命の山②水の山③氷の山④火の山⑤上昇する山 |
立山砂防のシンボル・トロッコ列車 |
トロッコに見立てた、ユニークな展示室 |
今でも立山カルデラには2億立方メートルの土砂が堆積しており、この量は、富山平野を2mの厚さで覆う量と言われています。
国土の70%が山岳地帯の日本。
立山に限らず、これからも日本は崩れ続け、土砂災害との戦いは続くのでしょう・・・!
館内はとても充実しており、1~2時間では半分も回りきれず。次回またゆっくり勉強しにきたいと思います。
みなさまも、これまでに立山が繰り広げてきた✨大地のドラマ✨を見学しに来てみてはいかがでしょうか。
富山県立山カルデラ砂防博物館
■開閉時間■
9:30~17:00(入館は16:30まで)
■休館日■
月曜日、祝日の翌日
👉詳しくは公式HPをチェック!
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室堂では終日雨もよう☂
カンカン照りの日が続いていたため、久しぶりの雨になぜか少しホッとしています。
雨の日は室堂でのグルメやおみやげをゆっくり楽しむのも良いかもしれません。
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