破砕帯(はさいたい)とは・・・???
岩盤の中で岩が細かく割れ、軟弱な地層から水や土砂が
勢いよく噴出し続ける断層のこと。
一定の幅と方向をもって帯状に分布するため
破砕帯と呼ばれる。
関電トンネルは赤沢岳の直下を貫き
扇沢駅と黒部ダム駅を結ぶトンネルで
黒部ダム建設時に大町側から資材を運搬するために
作られました。
関電トンネルの全長が5.4㎞
そのうち、破砕帯の長さはわずか80 mですが
80 mのトンネル工事に7ヶ月もの時間を要したとされています。
関電トンネルトロリーバスに乗車すると
あっという間に走り抜けてしまう破砕帯を
トロリーバスから降りて見学できるという
激レアのツアー♡
公募抽選制のこのツアーに応募し、当選通知が届いた日から
この日が来るのが待ち遠しくて仕方ありませんでした。。。
11月12日(土)16:15に黒部ダム駅に集合♡
黒部ダム駅にはすでに多くのツアー参加者が集まっていました。
今回は66名が参加されるそうで
聞くところによると、応募者数は300人以上・・・ということは
なんとッ!
倍率5倍!?
最近わたし、くじ運が良いような気がする・・・♡
全員集合すると、黒部ダム建設時の記録映像を鑑賞するため
「トンネルシアター」?へ移動!
「トンネルシアター」?へ移動!
まずここで、わたしのテンションがアップ!
普段絶対に歩くことが出来ない関電トンネルを
わたし、今、歩いてる!!!(笑)
数十m進んだ先に小さな扉があり
中へ入ると、岩盤がむき出しになった壁と
建設当時から突き刺さったままだという「ノミ」の一部!
壁に触ってみるとザラザラで少し擦ると
表面の砂がポロポロポロ。。。
「トンネルシアター」と呼ぶに相応しい
とても雰囲気のあるこのお部屋にて
とても雰囲気のあるこのお部屋にて
約20分間、記録映像を鑑賞しました。
気温は低く、寒いはずなのに
映像に釘づけで、あっという間の20分間でした。
気温は低く、寒いはずなのに
映像に釘づけで、あっという間の20分間でした。
改めて、黒部ダム建設とそれに伴う関電トンネル建設の
歴史について学びました。
いよいよ、関電トンネル・破砕帯へ向けて出発ですッ!
関電トンネルトロリーバスに乗って約10分で
破砕帯に到着ッ!
いつも車窓から見るこの標識!
と青いランプ!
こんなところで途中下車できるなんて・・・
す、すごいッ(・。・;)
バスを降りたところから
案内人さんに連れられて、少し歩くと
今なお、ものすごい勢いで湧き出ている破砕帯の水が!
「是非、触ってみてください!」と言われたので触ってみると・・・
「冷たーい!!!」
水温は4.4℃で季節を通じてそれほど変化はないそうです。
トンネル内の気温は約5℃
とは言っても体感温度はもう少し低かったような・・・(・へ・)
この寒さの中、更に水温4.4℃の水が湧き出す現場で
関電トンネル貫通に尽力された方々には
本当に頭が上がらないですよね・・・
いつもトロリーバス車内から眺めていただけの破砕帯。
今回、実際に歩いて
今も湧き出す水に触れてみて
わかっているつもりでいたけれど
関電トンネルは
黒部ダム建設で最も苦闘を繰り広げた
トンネルであったということを、再認識出来ました。
トンネルであったということを、再認識出来ました。
関電トンネルトロリーバスに乗車する際には
青いランプで照らされた
‘破砕帯’に
11月12日撮影
立山ガール ともか