7月7日
乗鞍岳(3,026m)に行ってきました。
『乗鞍岳』というのは、飛騨山脈南部の
長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる
剣ヶ峰を主峰とする山々の総称であり、
剣ヶ峰や朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、
富士見岳などの23の峰があります。
主峰である剣ヶ峰へは、乗鞍スカイラインで
標高2702mの乗鞍・畳平まで
路線バスや観光バス、タクシーで行くことができます。
畳平は乗鞍スカイラインの終点であり、日本最高所の
路線バスのバス停があります。
乗鞍本宮 中之社 |
畳平には、売店や食堂、自然観察指導所、
乗鞍山頂簡易郵便局、乗鞍本宮神社の他、
周辺には山小屋などの宿泊施設や、
宇宙線研究所などの観測施設もあります。
畳平から剣ヶ峰への登山道入り口は
お花畑周回コースを通っていく道と
富士見岳方向から進むコースの2つがあるのですが・・・
お花畑周回コースから進む道はこの日、
通行止めになっていたので、先に富士見岳を登ってから
そこから続く道で剣ヶ峰を目指すことにしました。
富士見岳コースの登山道入り口の手前には
火山情報の看板が設置されていました。
乗鞍岳は、日本の火山としては富士山、御嶽山に
次ぐ高さであり、複数の火山が南北に並ぶ複合火山であり
128万年前~2000年前にかけて何度も噴火と侵食を
繰り返してきたようです。現在の乗鞍岳の山容は
約9000年前に形成されたとされています。
現在、『乗鞍岳』は100年活指数と
1万年活動指数がともに低い火山であることから
『活火山ランクC』の指定を受けているようですが
1000年以上噴火していないことから
そろそろ噴火するのではないかと考える火山学者も
いると言われていて、周辺では地震計、傾斜計、空振計、
GPS、遠望カメラが設置され、火山活動の
監視と観測が行われているそうです。
富士見岳登山口を出発してすぐ、
足元には鮮やかなピンク色をした
コマクサが咲いていました。コマクサは、
ここ乗鞍岳を代表するような高山植物です。
登山口から10分程であっさりと富士見岳の山頂に着きましたが、
実はこの時、風速が20m/s以上あり、立っているのもやっと。
というときもあり、岩が飛んできたりと
目が開けられないような風が吹いていました。
というときもあり、岩が飛んできたりと
目が開けられないような風が吹いていました。
そんな状態だったのでほとんど写真もなく、
乗鞍観測所との分岐まできました。
横から吹き付ける強風と戦いながらも
この分岐で左に、肩の小屋方向に進みました。
横から吹き付ける強風と戦いながらも
この分岐で左に、肩の小屋方向に進みました。
そして、分岐から約7分ほどで
肩の小屋に着きました。
そのすぐ裏側には”剣ヶ峰口”がありました。
この先、剣ヶ峰の山頂までは約50分
岩場の登りです。
登山道は真っ黒なごろごろとした岩場の道です。
剣ヶ峰に向かう登山道の途中、少しひらけたガレ場があり
そこには、標柱が立っていました。
そこには、標柱が立っていました。
文字が消えかけていて、何と書いてあるのか
この時は読めなかったのですが・・・
あとで調べてみると、”蚕玉岳(こだまだけ)2,979m”と
書いてあったことがわかりました。
どうやらここは蚕玉岳の山頂だったようです。
どうやらここは蚕玉岳の山頂だったようです。
知るも知らぬも、剣ヶ峰に登る際には
この蚕玉岳の山頂を必ず通ることになるんですね。
この蚕玉岳の山頂を必ず通ることになるんですね。
そして、ここから岩場を登っていくと
頂上小屋の案内看板が見えてきます。
頂上小屋の案内看板が見えてきます。
そのすぐ先には、
木造のキレイな頂上小屋がありました。
木造のキレイな頂上小屋がありました。
頂上小屋ではここでしか買うことができない
オリジナルTシャツやバッチ、バンダナが販売されていました!
デザインもとってもオシャレだったので
わたしは帰りに、カーキ色のTシャツを購入してきましたよ。
頂上バッチも、毎年変わり
その年の年号が刻まれています。
また、今は100個だけ限定で
ライチョウの形をしたバッチも販売されています!
これがすごいことに・・・なんと!純銀製!!
なので、お値段は1万円でした!
ちょっと欲しくもなりましたが・・・
さすがにわたしは手が出せず。。。
欲しい方は是非、足を運んでみてくださいね(笑)
また、バンダナも熊のイラストのデザインで
かっこよかったですよ~♪
さて、剣ヶ峰の頂上は
ここから5分ほど登ったところにあります。
最後の岩場を登ると
乗鞍岳の山頂、標高3,026mに到着ですっ!
山頂からの360度パノラマは・・・
この日、まったく見ることができませんでしたが
幸いなことに山頂付近ではほとんど風が感じられず、
無事に昼食をつくることもできました。
この日、まったく見ることができませんでしたが
幸いなことに山頂付近ではほとんど風が感じられず、
無事に昼食をつくることもできました。
こんな感じになりました❤
そして、欠かせないのが食後のコーヒー❤
お腹が満たされて
からだもポカポカになったところで
下山しました。
帰りは風もおさまっていて
少しずつ、景色も見えてきました。
ハクサンイチゲ |
上りでは真っ白なガスの中だったので
全く見えていなかった登山道の高山植物も
帰りにはその姿を見ることができました。
ヤマガラシ |
ミヤマダイコンソウ |
また、不消ヶ池も半分ぐらいでしたが
その姿を見ることができました。
不消ヶ池 |
帰りは鶴ヶ池経由で畳平に戻ったのですが
その登山道からは下に広がる
お花畑を望むこともできました。
天気が良ければ、もっとキレイだったのでしょうが
これだけでも景色が見れたことに
わたしはもう十分、満足でした。
ただ、富士見岳も剣ヶ峰も蚕玉岳も
あっさり登れてしまうところだったので
ちょっと物足りない感があり・・・
ここからさらに、周辺の山を攻めてきました!(笑)
大黒岳(2,771m) |
魔王岳(2,761m) |
今回の乗鞍岳の登山は強風との戦いでした。
視界も悪かったので景色があまり楽しめなかったことが残念でしたが
これもまた、一つの良い経験となりました。
乗鞍岳の頂上小屋は来年、100周年を迎えるようなので
また来年、天気が良い日に登りたいなぁ、と思います。
次回は、雷鳥にも会いたいものですね・・・(笑)
さるぼぼを持ったクマのぬいぐるみ |
帰り際、畳平の売店では見たことのない
かわいいぬいぐるみを見つけましたよ❤
クマのぬいぐるみにはとっても弱いわたしは
またまたお土産に買い、一緒に帰ってきました。(笑)
またまたお土産に買い、一緒に帰ってきました。(笑)
シャトルバスで駐車場まで戻ると
なんと!青空が広がっているではないですか!!
”山頂付近は真っ白だったのに・・・
麓はこんなに天気が良かったとは!”
標高2702mの畳平までシャトルバスで
簡単に上がれてしまうけど・・・
”あぁ、やっぱり標高が高いところなんだなぁ。。。”と
改めて実感しました。
登山の帰りはお決まりの温泉に❤
ひらゆの森の露天風呂でゆ~っくり♪
汗と疲れを流してきました。
耳寄り情報★
モンベルクラブ会員証を持っていくと
この”ひらゆの森”オリジナルてぬぐいが貰えますよ♪
カラーも色々あるので
好きな色を選ばせてもらうとイイですよ☆
7月7日 撮影
立山ガール わかな