7月1日
妙高山の山開きだった日に
新潟県妙高市の笹ヶ峰登山口から火打山に登り
高谷池ヒュッテに1泊、翌7月2日に
高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテ、茶臼山を経て
妙高山へと1泊2日の縦走をしてきました。
妙高山も火打山も、それぞれ麓には
妙高高原スキー場、シャルマン火打スキー場があり、
わたしはどちらもウィンターシーズンにはよく行くのですが
グリーンシーズンに行ったのは初めてでした。
70歳頃までに”日本百名山”を制覇することが
密かにわたしの人生の夢なのですが
今回登った『妙高山』と『火打山』もそれぞれ
そのカウントに入る山になります。
『妙高山』は新潟県南西部と長野県との県境に峰を連ねる
頸城山魂の主峰で、『火打山』はその最高峰になります。
この2峰に『焼山』を加えて”頸城三山”と呼ばれています。
7月1日 天気予報では曇りの予報でしたが
晴れ女のわたしが富山を出発し、妙高市に入ると・・・
またもや青空が出てきてくれました。(笑)
そして・・・暑い。
笹ヶ峰登山口の温度計ではすでに
気温が17.5°ありました。
気温が17.5°ありました。
笹ヶ峰登山口には無料の大きな駐車場があり
駐車場のすぐ側にはトイレもあり、登山口も
木の屋根が付いたすごく立派な造りになっていました。
登山届出をして、元気に出発です!
8:20am 笹ヶ峰登山口
大きなヘビがわたしの足元に現れ
しばらくの間、立ち往生しました。
ヘビは本当に苦手なわたし・・・
ちょっとテンションが下がりましたが
気を取り直して、今度こそ!出発ですッ!!
分岐から35分程で黒沢橋に出ました。
黒沢橋は新緑に囲まれ、橋の下には
黒沢湿原から流れ出た水が流れていました。
透明でキレイなこの水は飲料も可能だそうです。
橋を渡ると一気に勾配が強くなっていき
”十二曲がり”(12回曲がる急登)へと入っていきます。
まだか、まだか、と思ってしまったほど
長く感じられたこの”十二曲がり”でしたが
”6/12”~”7/12”の間では
立山では見ることができない”ショウキラン”を
見ることができました。
休憩を挟みながらも・・・
黒沢橋から約2時間で富士見平の分岐に出ました。
ここから高谷池ヒュッテを目指し、歩いていると
何かを探しながら歩いている一人のおじさまと出会いました。
何を探しているのかな?と気になったので聞いてみると
『この辺りに”ヒカリゴケ”があるんだよ』と教えて下さいました。
すると、その直後!
水気のある岩場の影に
緑色にキラキラと光るヒカリゴケがありました!
ヒカリゴケを初めて見たわたしはその美しさに
心を奪われてしまいました。
おじさまは、ヒカリゴケを探しに登ってこられていたようで
ヒカリゴケを見たら下山されていきました。
ヒカリゴケを見れたことで、タイムロスはしたものの
あの、おじさまに出会わなかったら・・・
この登山道にヒカリゴケがあることすらも知らなかったわたしが
岩の陰にひっそりとその美貌を隠して生きているヒカリゴケを
自力で見つけたわけはなく、ただただ急登と
戦いながら進んでいたのだろうなぁ~と思うので
おじさまとの出逢いには本当に感謝でした。
それにしても、山を登る目的というのは
人によってこんなにも違うものなんですね~。
そうこうしながらも富士見平から約50分で
この日の宿泊地でもある、高谷池ヒュッテに着きました。
ここで昼食をとり
少し休憩をしてから
1:00pm 高谷池ヒュッテを出発し
火打山を目指しました。
高谷池ヒュッテから少し歩くと
地塘が見えてきて、そこには青空と白い雲、山の姿が
逆さになって映りこんでいて
爽やかな風を感じながら気持ちよく歩けました。
足元には大きな葉をつけたキヌガサソウや、
ベニバナイチゴが咲いていました。
木道を進んでいくと
ハクサンコザクラやイワカガミ、ミヤマキンポウゲ、
イワイチョウなどが群生していてお花畑のようでした。
あまりにも美しいその光景にわたしは
ただただ感動し、すっかり癒されていました。
ここでは、『逆さ火打』を見ることができました。
そして、木道の両脇には一面にワタスゲが
綿毛となって群生していました。
ここまで頑張って登ってきた人だけが
楽しむことができるご褒美のような景色です。
しばらく平坦な木道を進みますが
木道がなくなったところからは
また少しずつ道が険しくなっていきます。
しかし、その道のりではまた高山植物たちの
顔ぶれが変わっていったので
飽きることなく楽しく歩くことができました。
天狗ノ庭から35分程登ると
ライチョウ平にでました。
ここにはまだ少し雪が残っていましたが
登山道には雪はなく、この先も安全に進むことができました。
山頂まではあと少しです。。。
ライチョウ平から50分程登って・・・
2:40pm火打山の山頂(2,462m)
に着きました------!!!!
山頂からのすばらしい展望は・・・
無し。(笑)
まあ、こんな時もある。
笹ヶ峰登山口からここまでの歩行時間は約5時間。
なかなか疲れました。
虫たちからの集中攻撃に耐えながらも
立山黒部アルペンルートの売店で買ってきた
干しぶどう、干し梅、黒糖マンゴーを食べて
エネルギーを補給して来た道を戻りました。
上りでは急登との戦いで視野が狭かったのか
下りで初めて見つけた高山植物もありました。
下りは約1時間程で高谷池ヒュッテまで戻ってきました。
登山道から見る高谷池ヒュッテは
その目の前に地塘が広がっていて
すごく幻想的で美しく見えました。
そして、この日はこの高谷池ヒュッテに
素泊まりで1泊しました。
高谷池ヒュッテには炊事室があり、ガスコンロや釜、鍋、
やかん、おたま、ざる、ボウルなどの調理器具を無料で
お借りすることができます。
わたしは調理器具だけお借りして
持ってきた調味料を使って
キノコのクリームリゾットと、いわしのアヒージョを作りました。
お釜で炊くご飯が上手くできるかどうかドキドキしましたが
無事に美味しく炊くことができました。
この日の宿泊者はわたしたち以外にもう一人だけだったのですが
その唯一の宿泊者だったお兄さんから
『良かったらどうぞ。』と
ピーマンとなすのマーボー和えを頂きました。
何もお返しできるものがなく
申し訳ない気持ちになっていましたが・・・
その方の奥様がちょうどその翌日に
立山に行く!ということで
今咲いている高山植物や、登山道の状況を教えてほしいと
いう話になり、立山の情報をお届けするということで
少しばかりの恩返しをさせていただきました。
食後は、高谷池ヒュッテで毎晩上映されるという
妙高山・火打山の四季の風景・植物の姿をまとめた
ヒュッテのオリジナルDVDを観ながら
楽しい時間を過ごしました。
8:00pm 消灯
貸切だった二階の空間で
ぐっすりと眠ることができました。
翌朝、4:30am 起床
朝食は早ゆでペンネとコンソメ、ツナ缶を使って
大盛りのペンネを作りました。
朝からお腹がいっぱい・・・(笑)
栄養をたっぷり摂ったところで
6:10am 高谷池ヒュッテを出発で-----すっ!!
高谷池ヒュッテを出てすぐの分岐で
今日は”右”へ。
妙高山を目指します!!
高谷池ヒュッテから25分程で
6:35am 茶臼山(2,171m)に着きました。
茶臼山を越えると、この先は
黒沢池ヒュッテがある場所まで下りになります。
下り坂は足が軽やかに動き、
遠くに見えていた黒沢池ヒュッテも
すぐに目の前に出てきました。
7:00am 黒沢池ヒュッテに到着です。
この先が本番!といっても良いぐらいに
ココから先、妙高山の山頂までは
終始、急登になります。
黒沢池ヒュッテはこのときまだ、人もいなく
登山者も他にはいなかったので
木の下にザックをデポして、ここからは
水分と貴重品だけ持って上りました。
黒沢池ヒュッテから20分程上ると
7:40am 大倉乗越(2,150m)に出ました。
大倉乗越からは妙高山が望めたのですが・・・
え---------!!まだあんなに遠いのか。。。と
ちょっと複雑な気持ちにさせられた場所でもありました(笑)
そして、このあとすぐに出てきたのは
かなり急傾斜のガレ場。
上を見ても、下を見ても、スリルのある景色を
楽しむことができました。(笑)
ガレ場を過ぎると、登山道から下のほうに池が見えました。
あれはどこになるのかなぁ?と気になりながらも歩いていくと
大倉乗越から45分程歩いたところに分岐がありました。
木柱には”長助池分岐”と書かれていて
下の方に見えていたのが”長助池”だとわかりました。
8:25am 長助池分岐
ここからは妙高山の山頂まで高低差約500mを
直登することになるのでかなりの急登になります。
しかし、この道の途中途中では
その疲れを癒してくれる
高山植物たちの姿もありました。
そして、この長い長い登りとの
戦いの末に待っていたのは・・・
この展望!!
妙高市内と野尻湖を望むことができました。
この展望が見えたかと思うと
そのすぐ先には、祠がありました。
9:40am 妙高山 北峰(2,446m)に到着です!
ここから”日本岩”の前を通り
10:05am 妙高山 南峰(2,454m)
へと移動しました。
わたしが進んできた北峰側ルートからの登山者は
少ないようでしたが、南峰側ルートからの
登山者は多かったようで、わたしが山頂に着いたとき
山頂にはすでに、20名程の人がおられました。
その中にはまだ幼い女の子や、小学生の男の子もいたので
南峰側からのコースがどんな感じなのかは
わかりませんが、少なくともこの山頂付近の岩場を
自力で登ってきたのは確かだったので
そのたくましい姿に感心させられました。
妙高山は、麓にある関山神社の奥の院として
この南峰の山頂部に妙高大神が祭られています。
今日も最後まで安全に登山ができますように・・・★”と
お願いしてきました。
そして、妙高山の山頂からは
この日歩いてきた山々を見渡すことができ、
360度パノラマを楽しむことができました。
30分程、その景色を楽しみ
10:35am 黒沢池ヒュッテを目指して
来た道を下りました。
一生懸命上ったあの長い、長い急登も
下りはあっという間に感じるもので・・・
1時間55分で黒沢池ヒュッテまで戻ってきました。
12:30pm 黒沢池ヒュッテ
ここからは、最初の登山口である
笹ヶ峰登山口を目指して進みます。
黒沢池ヒュッテから富士見平への道は
青空に向かって真っ直ぐに延びる木道で
そよ風を感じながら気持ちよく歩くことができました。
この青空の下、ワタスゲの綿毛が
風に揺られてふわふわとなびく姿は
またなんとも言えない癒しの光景でした。
こんな爽やかな雰囲気の木道を歩いていると
なんだかもう、何かをやりきったような・・・
すがすがしい気分になっていました。
駆け出したくなるような
緑の中の木道を進んでいくと
ちょっと遊び心のあるような橋がありました。
ザックの重みもある中で・・・
何気に平行感覚を試される橋になっていました!(笑)
無事に橋を渡ると
山を一つ上り、そして下ります。
その先に見えてきたのは
もう、ゴール間近の黒沢橋です!
2:50pm 黒沢橋
二日間、長い道のりを歩いてきたので
この水の流れる美しい景色と音にも
懐かしさを感じ、すっかり癒されてしまいました。
3:30pm 笹ヶ峰登山口到着
山あり谷あり。
二日間、長い距離を歩いてきましたが
何よりも、この二日間ずっと天気が良かったことが
すごく嬉しかったですね。
高谷池ヒュッテもすごく良いところだったので
また一つ、楽しい思い出ができました。
正直なところ、”思っていたよりきつかった・・・”
というのが今回のわたしの素直な感想です。
帰り道、妙高高原ビジターセンターに寄ると
火打山・妙高山の立体型のMAPが販売されていました。
この二日間、わたしが歩いてきたコースの全体図とあって
迷うことなく購入しました。(500円)
また、高谷池ヒュッテで売り切れになっていて買えなかった
火打山のバッチもココで買うことができました。
また、妙高高原ビジターセンターの帰りには
そのすぐ近くにある”芭蕉苑”で妙高山を見ながら
ソフトクリームを食べ、そのあと
”苗名の湯”で二日間の疲れと汗を流してきました。
あっという間の二日間でしたが
今回もまた楽しい登山になりました。
***********************
☆今回の行程☆
8:20 笹ヶ峰登山口
8:35 笹ヶ峰歩道分岐
9:10 黒沢橋
11:10 富士見平
12:00 高谷池ヒュッテ【着】
(昼食)
13:00 高谷池ヒュッテ【発】
13:20 天狗の庭
14:05 ライチョウ平
14:40 火打山山頂【着】
15:15 火打山山頂【発】
16:10 天狗の庭
16:25 高谷池ヒュッテ【着】
≪2nd day≫
6:10 高谷池ヒュッテ【発】
6:35 茶臼山
7:00 黒沢池ヒュッテ【着】
7:20 黒沢池ヒュッテ【発】
7:40 大倉乗越
8:25 長助池分岐
9:40 妙高山北峰
10:05 妙高山南峰・妙高大神【着】
10:35 妙高山南峰・妙高大神【発】
11:25 長助池分岐
12:10 大倉乗越
12:30 黒沢池ヒュッテ【着】
12:50 黒沢池ヒュッテ【発】
13:40 富士見平
14:50 黒沢橋
15:20 笹ヶ峰歩道分岐
15:30 笹ヶ峰登山口
***********************
立山ガール わかな
黒沢橋は新緑に囲まれ、橋の下には
黒沢湿原から流れ出た水が流れていました。
透明でキレイなこの水は飲料も可能だそうです。
橋を渡ると一気に勾配が強くなっていき
”十二曲がり”(12回曲がる急登)へと入っていきます。
まだか、まだか、と思ってしまったほど
長く感じられたこの”十二曲がり”でしたが
”6/12”~”7/12”の間では
立山では見ることができない”ショウキラン”を
見ることができました。
休憩を挟みながらも・・・
黒沢橋から約2時間で富士見平の分岐に出ました。
ここから高谷池ヒュッテを目指し、歩いていると
何かを探しながら歩いている一人のおじさまと出会いました。
何を探しているのかな?と気になったので聞いてみると
『この辺りに”ヒカリゴケ”があるんだよ』と教えて下さいました。
すると、その直後!
水気のある岩場の影に
緑色にキラキラと光るヒカリゴケがありました!
ヒカリゴケを初めて見たわたしはその美しさに
心を奪われてしまいました。
おじさまは、ヒカリゴケを探しに登ってこられていたようで
ヒカリゴケを見たら下山されていきました。
ヒカリゴケを見れたことで、タイムロスはしたものの
あの、おじさまに出会わなかったら・・・
この登山道にヒカリゴケがあることすらも知らなかったわたしが
岩の陰にひっそりとその美貌を隠して生きているヒカリゴケを
自力で見つけたわけはなく、ただただ急登と
戦いながら進んでいたのだろうなぁ~と思うので
おじさまとの出逢いには本当に感謝でした。
それにしても、山を登る目的というのは
人によってこんなにも違うものなんですね~。
そうこうしながらも富士見平から約50分で
この日の宿泊地でもある、高谷池ヒュッテに着きました。
ここで昼食をとり
少し休憩をしてから
1:00pm 高谷池ヒュッテを出発し
火打山を目指しました。
高谷池ヒュッテから少し歩くと
地塘が見えてきて、そこには青空と白い雲、山の姿が
逆さになって映りこんでいて
爽やかな風を感じながら気持ちよく歩けました。
キヌガサソウ |
ベニバナイチゴが咲いていました。
木道を進んでいくと
ハクサンコザクラやイワカガミ、ミヤマキンポウゲ、
イワイチョウなどが群生していてお花畑のようでした。
あまりにも美しいその光景にわたしは
ただただ感動し、すっかり癒されていました。
お花畑の中をゆっくりゆっくり歩いていくと
1:20 pm 天狗ノ庭に出てきました。
ここでは、『逆さ火打』を見ることができました。
そして、木道の両脇には一面にワタスゲが
綿毛となって群生していました。
ここまで頑張って登ってきた人だけが
楽しむことができるご褒美のような景色です。
しばらく平坦な木道を進みますが
木道がなくなったところからは
また少しずつ道が険しくなっていきます。
しかし、その道のりではまた高山植物たちの
顔ぶれが変わっていったので
飽きることなく楽しく歩くことができました。
オダマキ |
ハクサンシャクナゲ |
花が開いたオダマキ |
天狗ノ庭から35分程登ると
ライチョウ平にでました。
ここにはまだ少し雪が残っていましたが
登山道には雪はなく、この先も安全に進むことができました。
山頂まではあと少しです。。。
ライチョウ平から50分程登って・・・
2:40pm火打山の山頂(2,462m)
に着きました------!!!!
山頂からのすばらしい展望は・・・
無し。(笑)
まあ、こんな時もある。
笹ヶ峰登山口からここまでの歩行時間は約5時間。
なかなか疲れました。
虫たちからの集中攻撃に耐えながらも
立山黒部アルペンルートの売店で買ってきた
干しぶどう、干し梅、黒糖マンゴーを食べて
エネルギーを補給して来た道を戻りました。
上りでは急登との戦いで視野が狭かったのか
下りで初めて見つけた高山植物もありました。
ノビネチドリ |
ハクサンチドリ |
登山道から見る高谷池ヒュッテは
その目の前に地塘が広がっていて
すごく幻想的で美しく見えました。
そして、この日はこの高谷池ヒュッテに
素泊まりで1泊しました。
高谷池ヒュッテには炊事室があり、ガスコンロや釜、鍋、
やかん、おたま、ざる、ボウルなどの調理器具を無料で
お借りすることができます。
わたしは調理器具だけお借りして
持ってきた調味料を使って
キノコのクリームリゾットと、いわしのアヒージョを作りました。
お釜で炊くご飯が上手くできるかどうかドキドキしましたが
無事に美味しく炊くことができました。
この日の宿泊者はわたしたち以外にもう一人だけだったのですが
その唯一の宿泊者だったお兄さんから
『良かったらどうぞ。』と
ピーマンとなすのマーボー和えを頂きました。
何もお返しできるものがなく
申し訳ない気持ちになっていましたが・・・
その方の奥様がちょうどその翌日に
立山に行く!ということで
今咲いている高山植物や、登山道の状況を教えてほしいと
いう話になり、立山の情報をお届けするということで
少しばかりの恩返しをさせていただきました。
食後は、高谷池ヒュッテで毎晩上映されるという
妙高山・火打山の四季の風景・植物の姿をまとめた
ヒュッテのオリジナルDVDを観ながら
楽しい時間を過ごしました。
8:00pm 消灯
貸切だった二階の空間で
ぐっすりと眠ることができました。
朝食は早ゆでペンネとコンソメ、ツナ缶を使って
大盛りのペンネを作りました。
朝からお腹がいっぱい・・・(笑)
栄養をたっぷり摂ったところで
6:10am 高谷池ヒュッテを出発で-----すっ!!
高谷池ヒュッテを出てすぐの分岐で
今日は”右”へ。
妙高山を目指します!!
高谷池ヒュッテから25分程で
6:35am 茶臼山(2,171m)に着きました。
茶臼山を越えると、この先は
黒沢池ヒュッテがある場所まで下りになります。
下り坂は足が軽やかに動き、
遠くに見えていた黒沢池ヒュッテも
すぐに目の前に出てきました。
7:00am 黒沢池ヒュッテに到着です。
この先が本番!といっても良いぐらいに
ココから先、妙高山の山頂までは
終始、急登になります。
黒沢池ヒュッテはこのときまだ、人もいなく
登山者も他にはいなかったので
木の下にザックをデポして、ここからは
水分と貴重品だけ持って上りました。
7:20am 黒沢池ヒュッテ出発
黒沢池ヒュッテから20分程上ると
7:40am 大倉乗越(2,150m)に出ました。
大倉乗越からは妙高山が望めたのですが・・・
え---------!!まだあんなに遠いのか。。。と
ちょっと複雑な気持ちにさせられた場所でもありました(笑)
そして、このあとすぐに出てきたのは
かなり急傾斜のガレ場。
上を見ても、下を見ても、スリルのある景色を
楽しむことができました。(笑)
ガレ場を過ぎると、登山道から下のほうに池が見えました。
あれはどこになるのかなぁ?と気になりながらも歩いていくと
大倉乗越から45分程歩いたところに分岐がありました。
木柱には”長助池分岐”と書かれていて
下の方に見えていたのが”長助池”だとわかりました。
8:25am 長助池分岐
ここからは妙高山の山頂まで高低差約500mを
直登することになるのでかなりの急登になります。
しかし、この道の途中途中では
その疲れを癒してくれる
高山植物たちの姿もありました。
そして、この長い長い登りとの
戦いの末に待っていたのは・・・
この展望!!
妙高市内と野尻湖を望むことができました。
この展望が見えたかと思うと
そのすぐ先には、祠がありました。
9:40am 妙高山 北峰(2,446m)に到着です!
ここから”日本岩”の前を通り
10:05am 妙高山 南峰(2,454m)
へと移動しました。
わたしが進んできた北峰側ルートからの登山者は
少ないようでしたが、南峰側ルートからの
登山者は多かったようで、わたしが山頂に着いたとき
山頂にはすでに、20名程の人がおられました。
その中にはまだ幼い女の子や、小学生の男の子もいたので
南峰側からのコースがどんな感じなのかは
わかりませんが、少なくともこの山頂付近の岩場を
自力で登ってきたのは確かだったので
そのたくましい姿に感心させられました。
妙高山は、麓にある関山神社の奥の院として
この南峰の山頂部に妙高大神が祭られています。
今日も最後まで安全に登山ができますように・・・★”と
お願いしてきました。
そして、妙高山の山頂からは
この日歩いてきた山々を見渡すことができ、
360度パノラマを楽しむことができました。
10:35am 黒沢池ヒュッテを目指して
来た道を下りました。
下りはあっという間に感じるもので・・・
1時間55分で黒沢池ヒュッテまで戻ってきました。
12:30pm 黒沢池ヒュッテ
ここからは、最初の登山口である
笹ヶ峰登山口を目指して進みます。
黒沢池ヒュッテから富士見平への道は
青空に向かって真っ直ぐに延びる木道で
そよ風を感じながら気持ちよく歩くことができました。
この青空の下、ワタスゲの綿毛が
風に揺られてふわふわとなびく姿は
またなんとも言えない癒しの光景でした。
こんな爽やかな雰囲気の木道を歩いていると
なんだかもう、何かをやりきったような・・・
すがすがしい気分になっていました。
駆け出したくなるような
緑の中の木道を進んでいくと
ちょっと遊び心のあるような橋がありました。
ザックの重みもある中で・・・
何気に平行感覚を試される橋になっていました!(笑)
無事に橋を渡ると
山を一つ上り、そして下ります。
その先に見えてきたのは
もう、ゴール間近の黒沢橋です!
2:50pm 黒沢橋
二日間、長い道のりを歩いてきたので
この水の流れる美しい景色と音にも
懐かしさを感じ、すっかり癒されてしまいました。
3:30pm 笹ヶ峰登山口到着
二日間、長い距離を歩いてきましたが
何よりも、この二日間ずっと天気が良かったことが
すごく嬉しかったですね。
高谷池ヒュッテもすごく良いところだったので
また一つ、楽しい思い出ができました。
正直なところ、”思っていたよりきつかった・・・”
というのが今回のわたしの素直な感想です。
帰り道、妙高高原ビジターセンターに寄ると
火打山・妙高山の立体型のMAPが販売されていました。
この二日間、わたしが歩いてきたコースの全体図とあって
迷うことなく購入しました。(500円)
また、高谷池ヒュッテで売り切れになっていて買えなかった
火打山のバッチもココで買うことができました。
また、妙高高原ビジターセンターの帰りには
そのすぐ近くにある”芭蕉苑”で妙高山を見ながら
ソフトクリームを食べ、そのあと
”苗名の湯”で二日間の疲れと汗を流してきました。
あっという間の二日間でしたが
今回もまた楽しい登山になりました。
***********************
☆今回の行程☆
≪1st day≫
8:20 笹ヶ峰登山口
8:35 笹ヶ峰歩道分岐
9:10 黒沢橋
11:10 富士見平
12:00 高谷池ヒュッテ【着】
(昼食)
13:00 高谷池ヒュッテ【発】
13:20 天狗の庭
14:05 ライチョウ平
14:40 火打山山頂【着】
15:15 火打山山頂【発】
16:10 天狗の庭
16:25 高谷池ヒュッテ【着】
≪2nd day≫
6:10 高谷池ヒュッテ【発】
6:35 茶臼山
7:00 黒沢池ヒュッテ【着】
7:20 黒沢池ヒュッテ【発】
7:40 大倉乗越
8:25 長助池分岐
9:40 妙高山北峰
10:05 妙高山南峰・妙高大神【着】
10:35 妙高山南峰・妙高大神【発】
11:25 長助池分岐
12:10 大倉乗越
12:30 黒沢池ヒュッテ【着】
12:50 黒沢池ヒュッテ【発】
13:40 富士見平
14:50 黒沢橋
15:20 笹ヶ峰歩道分岐
15:30 笹ヶ峰登山口
***********************
立山ガール わかな