弥陀ヶ原の木道を歩いていたら
大きさも形もイワカガミにそっくりな
真っ白の花を見つけました!
真っ白の花を見つけました!
これも、イワカガミかな?と思ったけれど・・・
白色のイワカガミって見たことはないし
聞いたこともないし・・・
なんだろう。これは?と調べてみると
わたしが知らなかっただけで
やっぱり、イワカガミでした!!(笑)
正式には
『白花岩鏡(シロバナイワカガミ)』と言うそうですが
基本種の花の色が
淡い紅色なのに対し、シロバナイワカガミは
花の色が白い、というのが特徴で
分類:イワウメ科 イワカガミ属
開花時期:4~7月
分布:北海道から九州
生育地:亜高山帯、高山の岩場や草地
植物のタイプ:多年草
大きさ・高さ:10~20cm
生態や生育環境はイワカガミと同じでした。
そして、弥陀ヶ原ホテルのスタッフや
自然解説員の方々に聞いてみても
『去年はなかった!』と
皆さん、口を揃えて言われました。
恐らく、去年も同じ場所に
イワカガミは咲いていたのでしょうが
その姿は基本種の淡い紅色だったのだと思います。
それがなぜ、白くなるのか・・・
詳しいことはわからないのですが
変異型の一つであることは確かで
たまに、色が落ちて白色になったイワカガミが
咲くことはあるそうです。
実際に、北アルプスの遠見尾根や、谷川連峰のシシゴヤノ頭、
秋田の駒ヶ岳~乳頭山の縦走路でも見られているようです。
そして、実は・・・
色が落ちて、白色になる山野草は
そんなに珍しくないそうです。
反対に、白色の花に色が付くのは珍しいそうで
熊本県の絶滅危惧種にも指定されている
”ベニバナヤマシャクヤク”は
その一つだと言われています。
ただ、少なくとも今までに
弥陀ヶ原周辺でシロバナイワカガミが
見られたことはないようで
思わぬ、大発見になりました!!
わたしが見たこの、シロバナイワカガミは
弥陀ヶ原ホテルの後ろ側、
木道の入口からすぐの場所に咲いていました。
立山では珍しい、シロバナイワカガミを
ぜひ、見つけてみてくださいね❤
また、他にも咲いている場所があったよぉ!という
皆さまからの情報もお待ちしております❤
6月21日 撮影
立山ガール わかな