アルペンルート営業期間中の最後の3連休中日は☀最高の天気☀に恵まれました😍
昨年のこの時期はすっかり雪に埋まってしまっていた 立山の石碑も今年はこの通り。 |
スノーシューを履き準備をする方々。 |
エンマ台までの道は既に踏み固められていました。 |
みくりが池は雪の下へ。 次に湖面が現れるのは来シーズンでしょうか?? |
地獄谷は相変わらずモクモク。 |
雷鳥坂には早速滑った跡を発見🎿 |
高原バス道路もすっかり雪道になりました。 |
富山平野もくっきり👀 |
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さて、立山ガール日記の更新は明日で最後となり、
私の更新は今日で最後となります。初めて立山にきて、右も左も分からない中、
少しでも皆様に今のアルペンルートの状況が伝わると良いなぁという気持ちで、
様々なところを歩かせて頂きました。
「ブログに載ってた○○ってどうやって行くの??」という質問を頂いた時、
「いつもブログ読んでるよ」という声をかけて頂いた時は本当に嬉しかったです💕
最後に、立山の事を知るために、シーズン中に読んだ本をシェアさせて頂きます😊
映画にもなった『劔岳 点の記』 |
測量隊によって初登頂されているそうで、今でこそ鎖や梯子が整備され
一般の登山者でも登ることが出来るようになった剱岳ですが、
当時は前人未踏と言われ、立山信仰の立山曼荼羅には針の山として描かれ、
昔から登れない山、登ってはならない山とされてきました。
現代みたいな装備もない中で、正確な地図を作るために挑み続ける忍耐強さ。
時々地図を持たずにみえる方もいますが、地図を持たずに登山するというのは
昔の方々の努力を踏みにじるような行為なのではと思いました。
『高熱隧道』 |
労働者の人権が確立されていない時代の信じられない程過酷な工事の記録。
ダイナマイトの使用制限温度は40℃。
しかし、トンネル内の岩盤は最終的に165℃まで上昇。
起こるべくして起こったダイナマイト装填作業中の自然爆発、
一夜にして75名が亡くなった泡雪崩。富山県が工事中止命令を出すも、
国家権力が自らの手で法律を無視して続けられた
工事の背景にあったのは明らかな軍事目的。
それでも、すべての戦争は終わり、造られたものは時代をこえて
はるかに永く存在し続けていきます。当時作られた道が今では
黒部の秘境として人気を増す下ノ廊下へ。
こちらも映画で有名な『黒部の太陽』 |
その経済成長を支える希望が人の侵入を阻む黒部での電源開発。
最も困難だったのが、関電トンネルトロリーバスの破砕帯。
どんな事があってもやりとげるという当時のエネルギーを
活字からでも感じることができる本でした。
高熱隧道とセットで読むと、
著しく変化した労働環境や使用機材などの比較ができ、面白いと思います。
『黒部の山賊 アルプスの怪』 |
読み始めたこちらの本。でも登場人物は昔から山に住み、山を生活の場とし、
山を愛し、自然の中で活き活きと生きる山賊達でした。
山賊達は姿を消したけど、どこかに残っているかもしれない足跡を求めて
来シーズン雲ノ平周辺を歩けたら良いなと思いました。
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今シーズンのアルペンルート営業はあと1週間で終了となりますが、
アルペンルートが通れない期間も、本を通して立山を身近に感じ、
そして来シーズン遊びに来て頂けたら嬉しいです😉💕
ありがとうございました😍
しおみん