2018年8月27日月曜日

【知っておこう!】まさかの体調不良・怪我の際にすべきこととは・・・

本日の室堂は朝からガス発生中。
雨☂が降ったり止んだりの曇天☁です。

イワイチョウ紅葉進行中・・・


いつもお天気の写真ばかりなので
ガス発生時の「みくりが池」の模様をご紹介

ガスが少し晴れたみくりが池です
池は全貌がみえますが、山は見えません


室堂は標高2450mの高山地帯です。中には高山病のため、体調に変化を感じるお客様もいらっしゃいます。また、登山者が多い夏のシーズンは、怪我のリスクもあります。

今日は、もしも室堂ターミナル付近で急な体調不良、怪我を負ってしまったときどうすべきかについてご案内いたします


まず、もっとも多いケースである高山病が疑われる場合は・・・👇


🏥下山が一番の薬🏥
もしも、頭痛、めまい、吐き気など、高山病の症状が出た場合、一番の特効薬は下山することだそうです。観光での宿泊予定、登山予定で上がってきたものの、高山病が疑われる場合は、特に慎重に対処ください。日中の具合の悪さは、良くなることはあまりなく、夜になるにつれ、ほぼ確実に状態は悪くなってしまうそうです。無理をせず、症状が悪化しないうちに、ご自身で動けるうちに、分別のある決断をしてください。


ご自身での判断がつかないとき、意識がない、怪我がひどいなど、緊急時は、室堂ターミナルに隣接する立山センターにて今後の対応を相談することができます。


🏥医療対応について🏥
特に夏山シーズンの7/1~8/31の間(年によって期間は前後します)はボランティアの医師又は研修医の方々が待機してくださっているので、応急処置と簡単な診察をしてもらえる場合があります。しかし、立山センターの設備には限りがあるので、出来るのはあくまで応急処置です。状況によっては、緊急車両による下界搬送となることもあります。

登山者の多い夏季、7月~10月上旬頃までは消防隊員と救急車1台が立山センターに常駐しており、緊急時の対応に備えています。

医療関係者、消防隊員の方がいらっしゃらない期間は、富山県警山岳警備隊のみなさんが応急対応をしてくださいます。


🏥「立山センター」へのアクセス🏥
では、こういった皆様が常駐していらっしゃる「立山センター」の場所をご紹介します。
※ここは医療センターではなく、国立公園を管理するための富山県の施設です。
体調不良、事故、怪我などで、必要な時のみ訪れるようにしてください。

室堂ターミナルゴミステーション横の自動扉を抜けます

コインロッカーのある通路を通り真っ直ぐ進みます

目の前に自然保護センターがあるので中に入り3階へ

3階の自動扉から外へ出ると正面にみえるのが
「立山センター」です

渡り廊下を進み

正面の石の階段をあがります

立山センターの前には救急車が止まっていました


万が一、夜間にセンターを訪れることとなった際は、余裕があれば、事前にお電話いただくのが良いかと思います。
室堂警備派出所:076-463-5537(24時間)


🏥お薬について🏥
お薬についても度々お問い合わせをいただきます。
一部の医薬品はターミナル1F、2Fの売店で販売されています。必要があればこちらもご利用ください。


<怪我>  絆創膏、湿布薬、殺菌消毒液
<疾病>  風邪薬、鎮痛・解熱剤、のりもの酔い予防薬、胃腸薬、下痢止め、正露丸、目薬
<その他> 使い捨てカイロ、マスク

下界は30度の真夏日ながら、室堂はお天気が悪いと15度前後の気温です。お越しの際はあたたかい上着を一枚お持ちくださいね。

みなさまがここ室堂で、元気によいお時間を過ごされますように!

Seedless (シードレス)