立山黒部アルペンルートと言えば
素晴らしい大自然と黒部ダムはもちろん
様々な乗り物を乗り継ぎ移動する楽しみがあります!
そんなアルペンルートに
来春より新たな乗り物
🚌電気バス🚌
が登場します!
その車両発表会が、去る7月23日に
扇沢駅にて行われました。
来シーズン4月から運行する電気バス(右)と 現在のトロリーバス(左) |
長野側よりアルペンルートへお越しの際に、
最初にご乗車いただく関電トロリーバスは、
老朽化に伴い今シーズンで引退が決まっています。
駅にはラストランまでのカウントダウンが・・・(7/23) |
トロリーバスの車体でも、「電気バス」への移行を 😿くろにょん😸がお知らせしています。 |
トロリーバスは、1964年8月から営業運転を開始され、利用者数は6千万人以上とのこと。現在は15台が稼働中で、新たに導入される電気バスも同数の15台が導入されるそうです。
トロリーバス300型 |
新しい電気バスの乗車定員は80人、座席数は32席、最高時速は50km。バス前輪横の黒い4本線は「黒四」を表しています。車両ベースは日野自動車のブルーリボンという車両です。
54年間無事故だったトロリーのデザインを踏襲し 安全運転への思いを継承していくそうです! |
バッテリーは東芝製のリチウムイオンバッテリー4パックを搭載しています。気になる充電時間は10分。車載パンタグラフ方式の充電で、停車10分中にフル充電ができちゃうそうです。充電のためのコンタクトドームは出発ホームに8台設置され、1往復するごとに、出発待ち時間に超急速充電をするとのこと。
車両後部に搭載されたバッテリー |
車載パンタグラフ |
パンタグラフの上下中に気になったのが、丸印部分のブラシのようなもの。これは何のためにあるんだろう?と思って聞いてみました。 パンダグラフの天辺には充電器との接続部があるそうで、ゴミやホコリが付着しないように毎回このブラシ部分がお掃除をしてくれるんだそうです。
ブラシの秘密はお掃除用でした! |
電気バスへの改造は、元のディーゼルバス車体からエンジンを取り出し、モーター、バッテリーを取り付けているそうです。
バッテリー下には制御装置とモーター |
バッテリーの寿命は、8~10年ほどの予想だそうですが、実際の運行が始まれば、数年毎に劣化状態を確認していくそうです。
実際に運転をしてみられたドライバー所感は
● ハンドルの切れがよい
● 曲がりやすい
● 乗りやすい
だそうです!!
報道陣にかこまれる電気バス! |
トンネルの中は暗く、湿度も高くミラーが曇りやすいらしく、見やすく、曇らない装置の着いた大型観光バス用のミラーが取り付けられていました。 車体に対して随分大きく見えまたしたが、車体からの幅は現在のものとほぼ変わらないそうです。
運転席はこんな感じです!
ハンドル横にはバッテリー残量が一目でわかるモニター |
そして車内の様子はこんな感じです!
このシートの色はエンパワリング・オレンジというそうです。
他にはライムとターコイズがあり。各5台ずつの3色展開。 |
もちろんのノンステップ ユニバーサルデザイン仕様です。
スライドでスロープがでてきます! |
トロリーバスは電車でしたが、電気バスの導入に伴い、運転に必要なのは大型2種免許のみとなります。ナンバープレートの番号は1001~1015となるそうです。
トロリーが現在300型なので、ナンバーは 400番~との話もあったそうですが・・・ |
ナンバープレートについて、面白いお話をうかがいました。通常道路を走るのであれば、お客様を乗せて運行するバスは運送業となり、緑ナンバーの取得が求められるそうです。
が、扇沢から黒部湖までの関電トンネルは国立公園内の敷地を借り受けて使用しているため、トンネル内の道は、道路交通法では道路と認められないそうです。つまり、道路ではないトンネルを走る電気バスは「遊園地の乗り物と同じ扱い」となるそうで、トンネル内を走るだけならナンバープレートは不要だそう!
しかし、冬の間や修理点検時には、バスは町に降りてきますので、道路を自走できるよう白ナンバーを取得しているそうです。 ちなみに、関電トンネル内を走行する時は、ナンバープレートは見せずに走ります。
最終日ラストラントロリーバスの 乗車には👉予約が必要です!! |
関電トロリーが引退してしまうと、日本で唯一残るトロリーバスは立山トンネルを通るトロリーバスのみとなります。
日本最後のトロリーバスとなる立山トンネルのトロリーバス |
快晴だったプレスリリース当日、扇沢より室堂への帰り道に・・・
黒部ダム、黒部湖で涼をとり、破砕帯チョコムースを🍨
以前はグランマニエというお酒が入っていて、私は食べられませんでしたが、現在お酒は入っていないそうです!! お子様も安心して召し上がっていただけます。
いよいよ夏休みもスタート!
みなさまのお越しをお待ちしております✨
Seedless (シードレス)