2018年5月22日火曜日

雪融け一番★美女平散策のすすめ + 山じい雲海夕日フォト!!

ここのところ案内所でも問合せの多い美女平遊歩道の最新情報をお伝えいたします!!


美女平の遊歩道のある一帯は「森林浴の森・日本100選」選定されています


昨日から快晴のアルペンルートでは雪融けが進んでいて、雪の大谷は13メートルとなりました!

美女平といえば、樹齢千年以上と言われる立山杉の巨木や、ブナの原生林が広がる森林浴100選に選ばれた素敵な森林地帯です。これからのシーズンは鳥のさえずりを聞きながら散策を楽しんでいただけます。

美女平駅からすぐの遊歩道には、沢の一部以外、ほとんど雪は残っていませんでした。




「雪がとけたら歩きに行きたいね!」と話していた
✨れいり(丁度お休みでした!)✨
と共に散策へ行ってまいりました。

室堂から高原バスで降りていくと、弘法のあたりまでは、まだまだ雪が多いですが、木々も姿を現して来ています。
冬に降り積もる雪の重さに絶えるため、木々はしなって雪融けを待ちます。静かに柔軟性をもって厳しい重圧に耐えるとは・・・人生の教訓にもなりそうな姿ではありませんか!!


雪が融けるとしなっていた木々も
まっすぐに太陽に向かって伸びてゆきます


出発後すぐ、ベテラン自然観察ガイドの佐藤武彦さんに出会い、ラッキーにも散策ガイドをしていただけることに😉♪

久しぶりに「緑」を堪能しながら、一帯に咲く植物について解説をいただきながら歩きました。

ハリーポッターの魔法の杖の材料となるニワトコの枝

たくさん一緒に咲いているのは珍しいそうです
エンレイソウ


葉っぱが亀の甲羅のようだからその名前がついた
オオカメノキの花

旧道を入った先で見た鮮やかな
ムラサキヤシオツツジ

サンカヨウもたくさん咲いていました

ハウチワカエデは秋の紅葉も是非見に来るようと佐藤さん

ちいさなランプみたいなアカモノ

コイワカガミと小さな毛虫

旧工事用車道の先でみつけたモリアオガエルの卵



富山、立山といえば万葉集と大伴家持ですよね。

恵行という僧が、家持の手にしていた朴の葉を見て詠んだ歌がこちらです。


我が背子が、捧げて持てるほほがしはあたかも似るか青き蓋(きぬがさ)」
(※ あなたの持つ朴の葉は、まるで青いきぬがさのようですね)


きぬがさとは高貴な人にさしかける傘のことで、ホオノキの葉は傘のように見えたことから、この句を詠まれたようですが、なんとも雅です。

ホオノキの花が咲いているとの話を聞いて
是非見たかったのですが、こちらはまだのようでした!


美女平の見所の1つ火炎スギ!

美女平散策中には、車道を歩かなくてはいけない場所もあるかと思います。高原バスや関係車両の行き来がありますので充分注意して散策なさってくださいね。


美女平の緑に良く映えるE-Soraバス💛

バスが来た時は、路肩によけるようにしてください。
また路上を歩いている際は、ご挨拶したい気持ちをグッとこらえて、バスに手は振らないようにお願いします!


美女平の動画です。
バーチャル散策をお楽しみ下さい。





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最後に先日お立ち寄りくださったお客様からの「山じい写真が見たい!」とのリクエストにお答えします!

山じいより、昨日の弥陀ヶ原の素晴らしい夕日写真を預かっていますのでシェアいたします!


雲海と美しい夕日のセットは久しぶりでした

雪原の向こうの雲海へも歩いていけそうですね

夕日のあとには富山湾と市内の美しい夜景✨

夕日を楽しむ女子の図

明日もよい一日を!

Seedless (シードレス)🍀