心配なのがお天気で、室堂もなんとか持ちこたえているという状況です。。。
開館時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
※ゴールデンウィーク期間、夏休み期間は無休(8:30開館)
こちらの博物館は無料ゾーン、有料ゾーンに別れており、
無料ゾーンでもじっくり見学すると、あっと言う間に半日程経ってしまいます。
有料ゾーンでは、大型の映像ホールで3D映像が見れたり、
ラボコーナーで体験が出来たり、より記憶に残りやすくなります。
立山カルデラと砂防について
ところで、立山のどこにカルデラがあるの?
室堂駅付近では見ることができず、室堂駅から歩いて1時間程の室堂山展望台、
もしくは、弥陀ヶ原駅から歩いて20分程の弥陀ヶ原展望台からご覧頂けます。
そもそもカルデラって何?
カルデラとは火山に関連してできた大きな凹地形で
周囲が陥没してできた「陥没カルデラ」
大規模な噴火で周囲の岩石を吹き飛ばし、大きな窪みができた「爆発カルデラ」
風雨によって浸食され、大きな窪みができた「浸食カルデラ」
の3つが考えられています。
立山カルデラはどうやってできたの?
もともとは陥没カルデラであったかもしれないし、そうではないかもしれない。
実はその実体は何も分からないということで、はっきりしているのは現在でも浸食によって拡大し続けているということです。
砂防工事は立山カルデラとどう関係があるの?
立山カルデラは、1858年の飛越地震を始め、これまで度々崩壊してきました。
内部に土砂をため、大雨の度にその土砂が下流域に流れ出して
大きな災害をもたらし、頻発する洪水にたまりかね、
1906年に立山カルデラ内で砂防工事が始まったのです。
1906年に立山カルデラ内で砂防工事が始まったのです。
土砂を安定させるため、土砂を貯めるため、侵食の拡大防止のため、
このように、カルデラ内には様々な目的をもつ100を越える砂防堰堤が点在し、
下流に住む人々の生活を守っています。
貯砂量約500万㎥で日本一を誇る本宮堰堤 |
これらの工事は100年以上前から続いているのですが、推積量約2億㎥(東京ドーム約160杯分)の土砂がまだ内部にあり、この先も100年続くと言われております。
立山砂防のシンボルともいえるトロッコ列車も展示されていました。
車両のひとつひとつで展示がされており、 トロッコ乗車の疑似体験もできちゃいます!! |
立山カルデラ砂防体験学習会で実際に立山カルデラのを訪れ、トロッコにも
乗れるチャンスがあるかも😆詳細は博物館のホームページをご覧下さい!!
乗れるチャンスがあるかも😆詳細は博物館のホームページをご覧下さい!!
本日は、博物館の名前にもなっている、
立山カルデラと砂防工事について書きましたが、
それ以外にも、立山の地形を知るための展示がたくさんされております。
しかも展示方法もとっても魅力的💕
周りに3000メートル級の山々がそびえ立っているけど、
2500メートルの室堂駅は、なぜこんな平なところにあるの?
2500メートルの室堂駅は、なぜこんな平なところにあるの?
氷河の痕跡が残ってるってどういうこと?
カルデラではどんな動植物が生存しているの?
そんな様々な疑問を解決してくれるのが、
ここ『立山カルデラ砂防博物館』なのです。
そんな様々な疑問を解決してくれるのが、
ここ『立山カルデラ砂防博物館』なのです。
『知らずに見るのと、知ってから見るのでは大違い!!』
ブラタモリでタモリさんがおっしゃっていたお言葉です。
立山カルデラ博物館を訪れた後は、
立山・黒部アルペンルートをより楽しんで頂けると思います!!
しおみん