本日、室堂ターミナルのお隣にある「自然保護センター」主催のレクチャーイベント 第1回が行われました。シーズンを通し、今後も様々なテーマでイベントが行われる予定です。(自然保護センターは後日改めて紹介します!)
レクチャーで学んだことを踏まえ 「雪の回廊」で実際に雪をみながら解説を受けます |
初回は、なんと!
国内初の現存氷河発見の立役者であられる飯田肇先生による「立山の雪」のお話と、実際に雪をみながら、今年の雪のあれこれを詳しく学ぶ「雪の回廊」観察会でした。
前半のレクチャーでは、雪について、そして立山の氷河について、様々なことを教えていただきました。
【立山の積雪について】
立山の降水量は年間6000mm
うち半分の3000mmは雪だそうです!!
【雪についてのレクチャーポイント】
・雪は水より軽い!
→積もった雪は空気を含むため
新雪からだんだんと凍ってゆくにつれ、密度が大きく、重くなっていきます。
これを後の観察会で検証しました・・・
凍った雪を筒状に切り出せる特殊な道具で雪を採取します |
取り出した雪の円柱は水であれば丁度100g |
量ってみると・・・48g!! つまりこの雪の円柱は約半分が空気ということです |
立山に現存する氷河については、素晴らしくロマンのあるお話でした。立山の雪渓の氷層で一番古いものはなんと、1700年前の氷で、卑弥呼のいた弥生時代の空気を含んでいるということ。
先生曰く「立山には一瞬から数千年の雪が存在する」
考えるだけでもハートがアツくなりますよね!!
【立山連峰 現存氷河について】
すでに確認されている氷河は現在3つ。
・御前沢雪渓(立山東面)
・三ノ窓雪渓(剱岳東面)
・小窓雪渓(剱岳東面)
そして、ここにさらに2つの氷河が正式に加わることになりました。
その場所とは!!
・池ノ谷雪渓(剱岳東面)
・内蔵助雪渓(立山東面)
池ノ谷雪渓の氷河は、平野から望める唯一の氷河で、なんと北陸新幹線からもご覧いただけます。そして、内蔵助雪渓は、一般登山者が行ける唯一の氷河とのこと。
奥の写真が新幹線線路の向こうに見える池ノ谷雪渓 手前は立山縦走時に通ることのできる内蔵助雪渓です |
余談ながら、日本で確認された氷河は現在6つで5つがここ立山にあります。もうひとつは鹿島槍岳のカクネ里雪渓。
飯田先生は、立山駅側にある立山カルデラ砂防博物館の学芸課長でいらっしゃいます。立山カルデラ砂防博物館については、しおみんが後日レポートしますのでお楽しみに!
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