2017年10月8日日曜日

ぶらり、立山博物館・教算坊・山岳集古未来館へ♪

立山に来てから感じていることですが…。

立山の山や自然がすごいのはもちろんのこと、
『立山の歴史』が、とっても深い!!!
調べると日本の歴史や仏教も絡んでいて、なお深い!!!
知れば知るほど、面白く、興味深い場所です。

立山の歴史を学びに、立山博物館・教算坊・山岳集古未来館へ行ってきました。

第1展示室は「立山信仰の舞台」。(詳しくはこちらをご覧ください。)

立山の自然について、様々な展示があります。
本物の木や葉を使って再現した「ブナの森」は見応えがあります!
他にも弥陀ヶ原の地層や、真川第四砂防ダム建設工事の際にみつかった
「跡津川断層」を、特殊な接着剤を使ってそのまま剥ぎ取った(!)断層の展示
などもご覧いただけます。

第2展示室では「立山信仰の世界」。(詳しくはこちらをご覧ください。)

立山曼荼羅や、立山信仰に関する資料をご覧いただけます。
また、12月10日(日)まで、秋の立山曼荼羅・特別公開展
「山案内絵図と立山曼荼羅」も開催中です。
山案内絵図をじーっくり見てみると、立山・室堂周辺の地名は昔から同じ地名で
呼ばれていたのが伺えます。

1階の企画展示室では「布橋灌頂会の記念展」が行われています。(10月9日まで。)
10月21日(土)~11月26日(日)まで
『宮様、山へ -大正期登山ブームのなかの皇族登山-』の展示が
行われます。
立山を訪れた宮様の様子、昔の人がどのような装備で、どのように山を登っていた
のか…。興味深い内容ですね。特別企画展のお知らせもご覧ください。)


立山博物館で立山の自然や歴史を学んだ後は、
おとなりの「教算坊」へお立ち寄りください。庭園がとても美しいです。
池は「心」という字をかたどって作られているそう。
苔の緑がきれいです。

立山博物館、教算坊、山岳集古未来館がある、立山町芦峅寺には、その昔三十三
宿坊があり、「教算坊」は江戸時代後期に建てられたといわれています。
昭和7年に富山地方鉄道・立山黒部貫光の創業者、佐伯宗義が所有し、同氏の
没後、昭和57年度、県に寄贈され、昭和60年に以前の状態に復元されました。
立山黒部アルペンルートにも縁のある場所なのですね!

教算坊は木造平屋建て。
中央列が宗教建築で仏間があり、右側が生活空間、左側が接客空間の座敷が
並ぶ、典型的な宿坊建築の配置になっています。
写真中央の戸が、宿坊に泊まられるお客様の
入り口だったそうです。
お座敷からの景色

教算坊を通り抜けると「山岳集古未来館」があります。
こちらもぜひお立ち寄りください。(詳しくはこちら。)
加賀藩から寄進されたという、豪華な装飾の御神輿や、昔の山の道具が
展示されています。


失われた資料も多いとは思いますが、貴重な資料がたくさん残っていることに
驚きました。

『立山を訪れていただくだけではなく、もっと立山の事を知ってもらいたい。
伝えていきたい。』
という思いを感じました。

私もまだまだ学ぶことが多いですが、少しずつこのブログでお伝えしていければと
思います。

れいり