紅葉シーズン、紅色の代表「ナナカマド」についてお話します!
この色があるから、紅葉全体の色づきが「キリッ」っと締まって
見えるように思います。
ナナカマドとは…バラ科の落葉高木。
名前の由来は、
「大変燃えにくく、七回かまどに入れても燃えない。」
「炭にするには七度焼かなければならない」等、諸説あるようですが、
実際には、
「ナナカマドの薪は良く燃えるという説もある。」
「ナナカマドの薪は良く燃えるという説もある。」
「燃えるのが遅いという程度で、そこまで燃えにくいことはなく良質の炭(白炭)になる。」
とのこと。(誰か実証してくださーい。)
「生木(なまき)でもよく燃えるから『ナマカマド』だよ。」と、横で山じいが申しております…。
とのこと。(誰か実証してくださーい。)
「生木(なまき)でもよく燃えるから『ナマカマド』だよ。」と、横で山じいが申しております…。
秋につける赤い実は、渡り鳥の貴重な食料にもなります。
雷鳥さんも大好きみたいですよ~。
標高差がある立山黒部アルペンルート内では、3種類のナナカマドが見れます!
花や葉で見分けたりしますが、この時期は赤い実のつき方も違うので、
実際に写真で見比べてみましょう♪
実際に写真で見比べてみましょう♪
ナナカマド
小高木(高さ:5~10m)。
葉…縁全体に小葉の鋸歯があり、光沢はない。
花…上向きに咲く。
平地や、アルペンルートでは美松坂(標高2050m)あたりまで見られます。
(10/5 黒部平高山植物園にて) |
(6/28 弥陀ヶ原にて) |
ウラジロナナカマド
高さ:2~4m。
葉:小葉の鋸歯が上半分ほどにあり、下半分にはない。裏面が白色を帯びる。
花:上向きに咲く
弥陀ヶ原(標高1930m)あたり~標高2700mあたりまで見られます。
(10/11 みどりが池にて) |
タカネナナカマド
高さ:1~2m。
葉:厚みがあり、縁全体に鋸歯があり、表面に光沢がある。
花:やや横向きに咲く。
ナナカマドの仲間では一番高山(標高2500m以上)に自生。
(10/11 血の池にて) |
紅葉の色づきは、その年その年によって違います。
「紅葉を見にきたけど、ナナカマドの色づきが…😢」
という時は!
太陽の光に助けてもらいましょう☀
下から見上げるようにして撮ると…鮮やかな赤になります!
(上の写真と下の写真2枚は、同じ日に同じ場所で撮ったものです。)
クロマメノキやクロウスゴ(かな?)もキレイに撮影できますよ。
クロマメノキ(かな?) (10/11 ソーメン滝展望台付近にて撮影) |