2017年9月8日金曜日

黄葉の絨毯 in 室堂

朝の早い時間はガスに包まれていましたが、9時ごろから
一気に晴れだしました!
麓の立山町では朝、雨が降っていたようです。

お休みを2日いただいて、街へ下り、室堂に帰ってくると…
あちらこちらに黄葉の絨毯!!!
前回お散歩したときより、さらに黄色くなっています!!!

イワイチョウは、そろそろ見頃かもしれませんね♪








奈良時代に編纂されたと言われる万葉集には「紅葉」ではなく「黄葉」、
葉が黄色く色づくさまを詠んだものが80首以上あるとのこと。
奈良時代以前の日本は中国文化の影響が色濃く、
中国の陰陽五行説では黄色が特別な色とされています。
木々が黄色く色付くことに、何か特別な意味や思いを感じて、
歌を詠んでいたのでしょうか…。(否定的な説もあります。)

黄色に色が変わる葉に含まれる色素には、クロロフィル(葉緑素)
黄色のカロチノイド(カロチン類とキサントフィル類)があり、
量はクロロフィルがカロチノイドより多いので、葉は緑に見えます。
秋、気温が低くなってくると葉のはたらきが弱まり、
クロロフィルが分解され、カロチノイドの色が目立って黄色になります。
「黄葉」のしくみも面白いです。



ネバリノギランは薄いオレンジ色
コイワカガミ


9月に入り、街の方も過ごしやすくなってきましたが、
室堂はそれ以上に気温が低く、日差しがあっても空気が冷たいです。
下記の服装を参考にいらして下さいね。
立山黒部アルペンルートHPより)


れいり