2013年9月
剱岳にアタックするために
初めて剣山荘に宿泊させていただき
その夜に見た満天の星空の
その、あまりの美しさに心を奪われ・・・
こんな空を毎晩見ていたい。。。❤と、
強く思ったことが、今わたしが
強く思ったことが、今わたしが
この、立山にいる大きなきっかけでもありました。
何年もずっと登頂を夢に見ていた剱岳に
初登頂した時というのは、本当に嬉しくて
初登頂した時というのは、本当に嬉しくて
自然と涙が溢れてしまったこと、そして
何より、もの凄い達成感を感じたことを
何より、もの凄い達成感を感じたことを
今でもハッキリと覚えています。
そんな、わたしの人生を変えてくれた剱岳に
9月25日 7:45am 室堂ターミナル 出発!
ちょうど、紅葉が見頃だった雷鳥坂から
テントを背負って登りました。
本当は、翌朝に剱岳に
アタックしようと思っていたのですが
天気予報では翌日は雨だったので
急遽、この日に剱岳まで一気に登って
下りてくることにしました。
その為、テントを置いて行こうか。。。
雨を覚悟して剱沢にテントを張ろうか。。。
雷鳥沢に向かって歩いている時もまだ
悩んでいたほどギリギリまで迷っていたのですが
”せっかく登るなら・・・やっぱり
剱岳を間近で見ながら夜と朝を迎えたいなぁ。”
という気持ちが強くて、結局
剱沢でテントを張ってから登ることにしました。
剱沢のテント場にテントを張るのは
今回が初めてだったのですが・・・
思っていたより広くて、平坦なテント場だったので
寝心地が良さそうだなぁ、と思ったのが最初の印象でした。
そして9月の下旬なのに
意外とテントの数が多くてビックリしました。
剱沢にテントを張ったあとは、
テントの中にザックをデポして
水、非常食、救急セット、雨具、ダウンジャンパー、
貴重品、ティッシュだけを小さいザックに入れて
剱岳を目指して出発しました!
剱沢のテント場から15分ほどで
剱山荘に到着しました。
ここでヘルメットをレンタルさせていただき
剱山荘限定Tシャツを買い、
念のため・・・トイレもお借りしてから再出発しました!
この時点で時刻は11:40am
剱山荘から剱岳までの往復は一般的なコースタイムで
約8時間と言われる為、午前中に登頂するように
行くのが一般的です。その為、剱山荘の方には
「一応、山岳警備隊の方には11時頃までに
登るように言われていますが・・・」と親切に
言っていただいたのですが、わたしは・・・
「大丈夫ですッ!(笑)」と答えて、剱山荘を出発しました!
出発時、剱岳の周りは雲で覆われていたので
きっと今、頂上付近にいる人たちは
あんまり景色は見えないんだろうなぁ。。。と
思いながらわたしは登っていきました。
この日は、午後から晴れの予報★
きっと晴れるはず。。。!
そう、信じて登っていくと
だんだんと雲に切れ間が見え始めてきました!
神様が見方をしてくれているみたいに
どんどん晴れていく剱岳。。。❤
天気が味方をしてくれていて、
内心、テンションが上がっていましたが・・・
ここは、冷静に。(笑)
落ちたら死んでしまうだろう、鉄製の橋を
ゆっくりゆっくり渡って、挑むのは最初の難所!
平蔵の頭ですッ!
3年前は怖かった記憶がある場所も
今ではすんなりと通過。
さぁ!もうすぐ上りの一番の難所!
蟹の縦ばいだぁ-----★って時に・・・
目の前に現れたのは救助ヘリ。
滑落?落石?ケガ?
何があったのか全然わからなかったけど
人生で初めて救助ヘリのサイレンと
無線放送の声を聞きました。
人事だと思わずに、今は自分のことに集中しよう!と
気を引き締めて進みました。
そして、いよいよ!
蟹の縦ばいですッ!!
3年前・・・
ここの最後の一歩、というところで
自分の体を上げるのに必死だったことを
ハッキリと覚えています。
すごくビビッて、慎重にゆっくり上っていたことも
覚えているのですが・・・
3年が経って、何が変わったのか。。。
あっさり。(笑)
足場のクイが増えているような・・・
そんな気もしましたが、わたしの記憶は曖昧です。(笑)
険しい鎖場を登りきると
剱岳の頂上付近からは後立山連邦や
富山平野、富山湾までもが見えました。
登ってきた道のりと共に、立山も望むことができ
雲はあったものの、山の峰々が見えていたので
十分なロケーションでしたッ!
そ・し・て❤
1:40pm 二度目の剱岳登頂ッ!!
この日、剱岳山頂からは
富士山までは見えなかったものの
今シーズンわたしが歩いてきた後立山連峰や
薬師岳方面の山の景色が楽しめたり
富山平野が雲の下に見えていたり
富山湾や新湊大橋、氷見、能登半島まで
確認することができました。
そして、初めて見れた剱岳山頂の社ですッ!
山頂で剱岳Tシャツに着替えましたッ(笑) |
というのも、実は・・・
以前、わたしがここに来たときには
山頂に社は無かったんです!!
わたしも最近まで知らなかったのですが・・・
今、山頂にある社は2013年~2014年にかけて
新しく建てかえられたものだということです!
自然の中ならではの出来事ですね。
さて、山頂ではわたしが到着したときに
一組だけご夫婦がおられましたが、ちょうど
山頂ですれ違いとなった為、貸切でした★
また、風もほとんどなく、過ごしやすい気候だったので
景色を見ながら1時間ゆっくりと過ごしました。
2:40am 下山開始
3年前、わたしが一番怖い・・・と感じた難所は
蟹の横ばいの角のところだったのですが・・・
なんとッ!!
今は、足場がハッキリとわかるように
赤色のマーキングが付いていて
足場に迷うこともなかったので
怖いと感じるところはなくなっていました。
登山者が年々増えているので
剱岳の登山道もだんだんと親切に
整備がされるようになったみたいですね。
とはいえ、手や足を放せば帰らぬ人となってしまうので
十分に気を付けなければならないことには変わりはないです。
危険と隣り合わせといえば
そうなのですが・・・
ただ、ここに登ったことのある人にしか味わえない感動と
見れない景色というのがあるので
剱岳はまた何度でも登りたくなる場所です。
とはいえ、やはりここまでの道のりというのは
長く険しいものなので、時間と体力を要しますし、
天候に恵まれなければ登れないので
運も必要になる場所なので
なかなか簡単には登らせてくれないのが剱岳です。
でも、だからこそ登山者が憧れる気持ちも
どんどん強くなっていくのであって
憧れる山にいざ、踏み込めば・・・
そこは試練の連続というのが剱岳なのでしょうね。
幾度となく続く試練を乗り越えたものだけが
立つことができる剱岳は、わたしの心と体を
強くしてくれた場所でもあります。
何年もずっと憧れていた剱岳に初登頂した日から
わたしの中で何かが変わって・・・
今、この立山にいるわたしがいるように
きっと、皆さんにも何かのきっかけや
強いパワーをくれる場所であることと思います。
今回もわたしは
”あぁ~ぁ、下山したくないなぁ。。。”と思ってしまいましたが
それと同時に”来年からは年に一度、登ろう!”と決めました。
そう思ったのも、剱岳に登ったことがきっかけで
またわたしの中で一つ、変わったことがあったからです。
ここはわたしにとっての原点であり、
新たなスタート地点となりました。
わたしの人生を変えてくれた剱岳だからこそ、
何度も何度も登りたいと思ってしまう大好きな場所です。
”またね・・・❤”と、剱岳にお別れをして
暗くなる前にゆっくりゆっくり下山しました。
4:30pm 剣山荘
↓
ちょっと寄り道♪(笑)
4:50pm 剣沢小屋
その目的は・・・コレ❤
剣沢小屋限定デザインの”剱岳”バッジでした!(笑)
他にも雷鳥のデザインのものなどいろいろあるので
オススメですよ~♪
5:00pm 剱澤キャンプ場 着
この日は、剱岳を間近に見ながら眠りに就きました。
8:00pm 就寝★
・
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・
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・
そして翌、9月26日は朝食を食べてから
天気予報通りの雨の中、ゆっくり下山しました。
マイペースに登ることができ、
静かに紅葉を楽しむこともできました。
でも、夏山登山と違って、いつ天候が
急変するかはわからないのでリスクはあります。
運が良ければ、今回のわたしのように
紅葉時期の剱岳が楽しめることでしょう❤
≪今回のコースタイム≫
【1日目】
7:45 室堂ターミナル
↓
8:20 雷鳥沢
↓
9:20 剱御前小屋
(トイレ休憩10分)
9:30
↓
10:00 剱沢キャンプ場
(テント張、荷物準備)
11:00
↓
11:15 剱山荘
(ヘルメットレンタル、Tシャツ購入、トイレ)
11:40
↓
13:40 剱岳山頂
14:40
↓
16:30 剱山荘
(ヘルメット返却)
16:35
↓
16:50 剱沢小屋
(記念バッジ購入)
16:55
↓
17:00 剱沢キャンプ場
(夕食、就寝★)
・
・
・
【2日目】
6:00 (起床☀、朝食)
7:30 剱沢キャンプ場
↓
8:00 剱御前小屋
↓
8:50 雷鳥沢
↓
9:25 室堂ターミナル
9月25日、26日 撮影
立山ガール わかな