立山には昔話があるのですが
皆さん、ご存知ですか?
今日はその立山の昔話から
”玉殿の岩屋”をご紹介したいと思います。
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立山の昔話 vol.1
『立山を開いた有頼少年』
むかしむかし、この立山に
佐伯有頼(さえき ありより)という少年がいました。
ある日、有頼は父が大切にしている白鷹を
こっそり持ち出し、鷹狩りへ出かけました。
ところが、白鷹は急に有頼の手を離れ、
空高く飛び立ってしまいました。
有頼は、白鷹を必死で追いかけました。
こずえに止まったところを捕まえようとしましたが
そこに突然、一匹の熊が現れ
驚いた白鷹は再び逃げてしまいました。
『憎き熊めっ!よくも父の白鷹を逃がしたな!』
怒った有頼は、熊をめがけて矢を放ちました。
矢は見事に熊の胸に命中。
熊は傷口から血を流しながら
山の奥へと走り去っていきました。
有頼は、地面に点々と落ちた血を目印に何日も追いかけ
立山の奥深くへと進んでいきました。
ついに、熊が頂上近くの岩穴に
『今度こそは・・・!』
有頼は、岩穴に踏み込みました。
しかし、中にいたのは熊ではありませんでした。
よく見ると、その胸には有頼が射た矢が刺さっています。
『阿弥陀様に向かって弓を引いたのか・・・!』
呆然とする有頼に、阿弥陀様が言いました。
『白鷹も熊も、すべてはお前にわたしの思いを託すため。
この尊い山に多くの人が信仰をささげられるよう、
お前は僧になってこの山を開きなさい。』
お告げを受けた有頼は感激し、名を”慈興”と改めて
立山開山にその一生をささげました。
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玉殿の岩屋
有頼少年が熊を追い詰め、阿弥陀様と出会ったとされる
”玉殿の岩屋”は
室堂山荘のわきから伸びる登山道を
室堂山荘のわきから伸びる登山道を
立山開山の伝説を今に伝えています。
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わたしは今年、5月31日と
6月14日の二度に渡り
”玉殿の岩屋”の手前までは行ったのですが
二度とも岩屋の手前に雪庇があり
それ以上先には進むことができず・・・
断念して帰って来ました。
そして、あれから一ヶ月が経った今日
室堂山荘から下の登山道を見ると・・・
雪はもう完全に融けてなくなっていたので
三度目の正直で、また”玉殿の岩屋”へと向かいました!
6月14日の二度に渡り
”玉殿の岩屋”の手前までは行ったのですが
二度とも岩屋の手前に雪庇があり
それ以上先には進むことができず・・・
断念して帰って来ました。
そして、あれから一ヶ月が経った今日
室堂山荘から下の登山道を見ると・・・
雪はもう完全に融けてなくなっていたので
三度目の正直で、また”玉殿の岩屋”へと向かいました!