今日、室堂平では
富山県 立山カルデラ砂防博物館の
学芸課の先生方による
『春の立山・雪の大谷』の
フィールドウォッチング
<事前予約・有料>が開催され
山ガールも一緒に参加させていただきました!
立山自然保護センターの中で
雪のことを少し学び、それから外に出て
雪の回廊の中で実際に雪を見ながら
雪のことを少し学び、それから外に出て
雪の回廊の中で実際に雪を見ながら
立山の雪について詳しく学びました。
立山の『雪の大谷』の壁は
アルペンルートのために除雪をしてできた
天然の雪の壁で多い時には
高さ20mにも達します。
これまでの平均の高さは16mですが
それでも5階建てのビル程になります。
これが一冬で積もった雪であることは
驚きですよね~!!
世界有数の積雪量と
言われているのが
ここからもわかりますねッ☆
この雪の壁!!!
高さもさることながら
その中に実に多くの情報が
記憶されているんですッ!
例えば・・・
厚いしまり雪の層は冬型の気圧配置で
寒い吹雪の日が続くとでき、
ざらめ雪の層は高気圧や低気圧の通過時に
暖かい日があると雪の表面が融けてできます。
融雪期には融雪水や雨が雪中で再び凍り
氷の層ができることもあります。
また、雪の壁の中には
大気中に浮かぶ微粒子が取り込まれています。
遠くアジア大陸から飛ばされてきた黄砂が
雪の壁の中にくっきりと数層の汚れ層をつくっていたり
気象条件を反映して海の塩の成分や
大陸の土壌の成分などが特徴的に分布していて
これらから雪の壁に時間を刻むことができると言われます。
雪の壁はまさに大気の記憶装置と言えるんですねッ❤
さて、それでは
今年の『雪の壁』は
どんな顔をしているのでしょうか?
今冬はまれに見る暖冬少雪で
立山山麓(標高500)の積雪は
平年の4分の1でした。
『雪の壁』の高さも最高地点で13mとなり
少なめではありましたが
それでも13mというと
4階建てのビルの高さです。
今年の雪の壁にはたくさんの層が見られ
真っ白なしまり雪の層の間に
ざらめ雪や氷の層がたくさんあるのがわかります。
これは、寒冷な立山でも雪が融けたり
雨が降ったりする暖かい日があったことを示していて
暖冬を象徴する珍しい現象なんですよぉ!!
また上層部の雪を見ると
薄茶色の層がありますが
これは遠く大陸から飛んできた黄砂が
雪にとりこまれたものなんです。
そして今日は、特殊な器具を使って
100㎥あたりの雪の重さを量るという
実験が行われました!
100㎥の重さが100gであれば
雪の中には空気を含んでいないことになりますが・・・
実験の結果は・・・
46gとなり、雪の中の約半分が
空気であるということがわかりました!
だからですねッ!!
冬山で遭難したら・・・
雪穴を掘って潜ればいい、と言いますが
外がマイナスの世界であっても
雪は空気を含んでいるから
外に比べると暖かいというわけなんですね~☆
これを体感するには
ぜひ、かまくらの中に入って見て
外の温度と比べてみてください!!(笑)
立山の『雪の大谷』の壁は
アルペンルートのために除雪をしてできた
天然の雪の壁で多い時には
高さ20mにも達します。
これまでの平均の高さは16mですが
それでも5階建てのビル程になります。
これが一冬で積もった雪であることは
驚きですよね~!!
世界有数の積雪量と
言われているのが
ここからもわかりますねッ☆
この雪の壁!!!
高さもさることながら
その中に実に多くの情報が
記憶されているんですッ!
例えば・・・
厚いしまり雪の層は冬型の気圧配置で
寒い吹雪の日が続くとでき、
ざらめ雪の層は高気圧や低気圧の通過時に
暖かい日があると雪の表面が融けてできます。
融雪期には融雪水や雨が雪中で再び凍り
氷の層ができることもあります。
また、雪の壁の中には
大気中に浮かぶ微粒子が取り込まれています。
遠くアジア大陸から飛ばされてきた黄砂が
雪の壁の中にくっきりと数層の汚れ層をつくっていたり
気象条件を反映して海の塩の成分や
大陸の土壌の成分などが特徴的に分布していて
これらから雪の壁に時間を刻むことができると言われます。
雪の壁はまさに大気の記憶装置と言えるんですねッ❤
さて、それでは
今年の『雪の壁』は
どんな顔をしているのでしょうか?
今冬はまれに見る暖冬少雪で
立山山麓(標高500)の積雪は
平年の4分の1でした。
『雪の壁』の高さも最高地点で13mとなり
少なめではありましたが
それでも13mというと
4階建てのビルの高さです。
今年の雪の壁にはたくさんの層が見られ
真っ白なしまり雪の層の間に
ざらめ雪や氷の層がたくさんあるのがわかります。
これは、寒冷な立山でも雪が融けたり
雨が降ったりする暖かい日があったことを示していて
暖冬を象徴する珍しい現象なんですよぉ!!
また上層部の雪を見ると
薄茶色の層がありますが
これは遠く大陸から飛んできた黄砂が
雪にとりこまれたものなんです。
そして今日は、特殊な器具を使って
100㎥あたりの雪の重さを量るという
実験が行われました!
100㎥の重さが100gであれば
雪の中には空気を含んでいないことになりますが・・・
実験の結果は・・・
46gとなり、雪の中の約半分が
空気であるということがわかりました!
だからですねッ!!
冬山で遭難したら・・・
雪穴を掘って潜ればいい、と言いますが
外がマイナスの世界であっても
雪は空気を含んでいるから
外に比べると暖かいというわけなんですね~☆
これを体感するには
ぜひ、かまくらの中に入って見て
外の温度と比べてみてください!!(笑)